コインランドリーを成功させるコツ!失敗の原因や対策、成功事例を紹介
こんにちは。TOSEIライターチームです。
「コインランドリー経営で安定した収入を得たい」という人が増えています。開業後に「成功」と呼べるようになるには、さまざまな失敗の原因や対策を知ることも重要です。開業までに必要なポイントを、成功事例も含めて解説します。
これからコインランドリーの経営を始めたいと考えている方は、参考にしてください。
この記事で分かること
・コインランドリー経営のコツは集客しやすい立地選びと、リピーターが集まるサービスを提供し続けることが重要
目次
コインランドリー経営とは
コインランドリー経営は、比較的手間をかけずに開業し、収入を得られるビジネスです。とくに所有している土地があれば、初期費用を抑えられます。
ほとんどの家庭に洗濯機がある時代ですが、共働き世帯などによりコインランドリーの需要が高まっており、店舗は年々増加しています。
開業の手続きも簡単で、店舗に管理者が常駐する必要がないため、運営の手間がかかりません。開業費用も土地の大きさによって変わるため、自己資金に合わせて選べる点が魅力です。
コインランドリー経営にかかる費用の目安
開業時に必要な資金を紹介します。自己資金と照らし合わせて、開業準備の目安にしてください。
工事費や設備費などの初期費用
店舗面積によって費用は変わりますが、基礎工事のほかに内装設備工事や機械代が発生します。小型店舗で1,000万〜3,000万円、大型店舗は3,000万〜5,000万円程度必要になることも珍しくありません。
なかでも洗濯機や乾燥機などは1,000万円以上かかる場合があるため、丈夫で長く使用できる機器を選ぶことをおすすめします。
店舗運営にかかる費用
コインランドリー経営は、初期費用だけではなく維持費用(ランニングコスト)も必要です。一般的に水道光熱費や家賃、人件費や雑費など、売上の20〜25%程度が必要と言われています。
また洗濯機や乾燥機などの設備をローンで購入している場合は、月々の返済費用が発生します。店舗面積によって維持費が異なるので、しっかりと見積もっておきましょう。
コインランドリー経営に失敗する人の特徴・原因やその対策
資金があれば開業しやすいコインランドリーですが、条件次第では失敗してしまう恐れもあります。成功確率を高めるためにも、失敗の原因やその対策を知っておきましょう。
立地が悪い
コインランドリー経営で成功するためには、出店場所を見極めることが重要です。すでに保有している土地があっても、利用客が見込めない場所なら事業の成功は難しいでしょう。
基本的に、住宅地や商店街、交通量の多い道路沿いなど、集客しやすい場所を選ぶのが原則です。
自己経営で苦戦する
コインランドリーを初めて経営する場合は、ノウハウがないため苦戦する可能性も考えられます。とくに開業当初は、集客が安定しない場合も多いでしょう。
自己流の経営スタイルが不安な場合は、機器メーカーやフランチャイズ会社が開催する無料説明会やオンライン相談などを利用できます。
初期投資が大きい
手持ちの広い土地がある場合も、始めから大型店舗で出店すると高額な初期投資が必要になります。開業後、順調なら面積や機器を増やせる場合もあるので、資金や売上に不安なら小型店舗からスモールスタートさせましょう。
収支の見込みができていない
売上と支出の見込みが甘く、借入金の返済が滞ってしまうケースです。
開業後1〜2年は、店舗の知名度が低く売上が安定しない可能性があります。そのため、赤字が続いた場合でも借入金を返済できる程度の余裕ある計画を立てておくとよいでしょう。
借入金が多い
自己資金が少ない場合、借入金が多くなります。赤字が続いた際は、返済できないリスクがあります。
自己資金は、初期投資の3分の1を目安に用意しておくとよいでしょう。
回転率が悪い
コインランドリー店は無人で管理することが多いため、利用客の洗濯物が放置されてもすぐには対応できません。その場合、回転率が下がり売上の減少を招きます。
放置対策としては、終了時間をメールやアプリで利用客に知らせるなどが有効です。
管理を怠っている
コインランドリー経営は基本的に無人でできますが、清掃や機械の修理などの定期的なメンテナンスが必要です。管理が行き届いていない店舗は、顧客が離れていき売上が下がってしまいます。
リピーターが少ない
立地によって異なりますが、リピーターが少ない店舗は徐々に売上が落ちていきます。何度も利用してもらえるように、メンテナンスや清掃管理をこまめにしましょう。
またポイントサービスや、割引が受けられるシステムもリピーターの定着に効果的です。
顧客が競合店に流れている
近隣に競合店が出店された場合、差別化ができておらず顧客が流れていくケースがあります。 ふとんやスニーカーなどが洗濯できる特殊な設備やサービスを充実させる、明るく入店しやすい雰囲気にするなど、他店との差別化を実践しましょう。
集客できていない
定期的にチラシを配布するなど、長期的に顧客を集める必要があります。ライバル店の視察や対策を怠り、新規顧客の来店が少ない状態を放置すると、売上は下がってしまいます。
コインランドリー経営が失敗した事例
ここでは、どんな場合にコインランドリー経営が失敗しやすいのかを見ていきます。
収支計画が甘く、借入金を返済できない
コインランドリー経営では新規出店から1〜2年は、リピーターが少なく売上が安定しないため、開業直後は売上が思うように伸びないことも考慮する必要があります。開業当初から売上をローン返済にあてる計画では、返済が難しくなるケースが多くあります。
手持ちの広い土地がある場合も、始めから大型店舗で出店すると高額な初期投資が必要になります。開業後、順調なら面積や機器を増やせる場合もあるので、資金や売上に不安なら小型店舗からスモールスタートさせましょう。
自己経営にこだわり、競合との競争に負けてしまう
コインランドリー経営は参入障壁が低く、機械を購入すれば誰でも始められるビジネスですが、洗濯機を設置すれば利益が出るというわけではなく、いかに競合店と差別化をしてリピーターを獲得できるかが重要です。
自己流の経営では業界のトレンドや差別化ポイントの情報収集が難しく、今までうまく経営できていた店舗でも、2km圏内にライバル店ができると簡単に顧客を奪われてしまう事例は多くあります。
自己経営に固執せず、機器メーカーやフランチャイズ会社が開催する無料説明会やオンライン相談などを利用すること事で成功確率を高められるかもしれません。
立地条件の悪い自己所有地にこだわり、集客に苦戦する
自己所有の物件を利用することで初期費用を抑えられる点は、コインランドリー経営において魅力的です。しかしコインランドリーは売上が立地によって大きく左右されるビジネスなので、需要のない場所に開業してもすると全く顧客を呼び込めず、売上が上がらないという事例もよくある失敗事例です。
自己所有地であっても、住宅地や商店街、交通量の多い道路沿いなど、集客しやすい場所を選ぶのが原則です。
コインランドリー経営を成功させるコツ
ここからは経営を成功させるために必要なコツを4つ紹介します。しっかりと準備をして、売上につながるように意識しましょう。
コインランドリー経営に適した立地を選ぶ
コインランドリー経営では、利用客が集まる立地を見極めることが重要です。たとえば、大型商業施設の近くは洗濯や乾燥の待ち時間を有効活用できるため、集客しやすい場所といえます。
住宅街のなかも、利用客が待ち時間に帰宅できるため、集客しやすいです。また交通量の多い道路沿いに駐車場を確保できると、遠くからの利用客も見込めます。
十分な開業資金を用意する
開業に必要な資金を十分用意できるかが重要です。コインランドリー経営の初期費用は高額なため、自己資金を多く用意しておくと安心です。
また自己資金のほかにも、日本政策金融公庫など比較的融資を受けやすい金融機関や、銀行などから借り入れをするケースもあります。借り入れが必要な場合は、具体的な返済計画を立てておきましょう。
リピートにつながるサービスを提供する
安定した売上を作るためには、新規顧客とリピーターの獲得が重要です。キャッシュバックキャンペーンやポイント還元サービス、アプリを導入するなどして、顧客の利用をうながすサービスを提供しましょう。また競合店をリサーチし、差別化を図ることも大切です。
広い駐車場を整備する
大量の洗濯物や、ふとんなどの持ち込みには広い駐車場が有利です。駐車場があるだけで他店との差別化につながる場合もありますが、駐車のしやすさも重要になります。
コインランドリーの利用客には、忙しい共働き世代のファミリー層も増えています。なかには運転があまり得意ではない方もいるでしょう。広い駐車場があれば安心して来店できます。
コインランドリー経営に成功しやすい人の特徴
資金調達や立地が重要なコインランドリー経営です。ここからは、成功しやすい人の特徴を3つ解説します。条件に当てはまる人は、経営を検討してみてください。
立地選びが得意
自己所有の土地やこれから購入を検討している土地が、コインランドリー経営に適しているか見極められる人が成功しやすいです。
立地によって新規顧客やリピーターの獲得が変化し、売上が変わってきます。住民層の見極めや、競合となる店舗が近くにないかなど、事前に知る必要があります。
資金に余裕がある
店舗の規模によりますが、初期投資額が2,000万〜3,000万円程度と高額なため、自己資金に余裕がある人が成功しやすいです。
開業後1〜2年は収入が安定しない場合があるため、仮に赤字でも乗り切れるだけの余剰資金が必要になります。開業資金を借り入れする場合は、収支計画を具体的に立てることで、経営に余裕が生まれます。
経営に手間をかけられる
無人経営といっても、店舗を放置してはいけません。顧客が快適に利用できるように、こまめに管理できる人が成功しやすい傾向にあります。
設備メンテナンス、店舗の清掃、トラブル対応などが行き届いていると、新規顧客やリピート率に影響し売上に直結します。
コインランドリー経営の成功事例
実際どんな立地条件でどれほどの売上があるか、都市部やコンビニ跡地を利用した成功事例をみてみましょう。
フィットネスジム併設で成功した事例
フィットネスジムを利用する30分から1時間ほどの時間で、コインランドリーを利用できるという点でどちらにも高いシナジーを生み出し、認知と売上の両方でコインランドリー単独店の立ち上げを上回ったケースです。
コインランドリー単独店の立ち上げ時に比較すると、3倍から4倍のスピードで顧客に認知されました。開業時の売上予測も平均で60万~70万の売上想定でしたが、店舗の立ち上げ早々にこの目標を達成し、コインランドリー単独店で1年かけて得た売上を、オープン後2~3カ月の段階で達成できるペースです。
給油所の土地建物を有効利用して成功した事例
給油所を閉鎖し、その土地と建物をコインランドリーに転用して成功した事例です。
給油所特有の大きな天蓋型の屋根(キャノピー)は、雨の日でも洗濯物を濡らさずに運べる点で利用者からも好評に。このキャノピーに明るい照明が設置されていることで、夜遅い時間でも店舗前が明るく、安全に利用できる環境が整っているのもリピーターを獲得できるポイントとなりました。
初月の売上目標は達成し、その後も業績は好調に推移しており、現時点で事業計画を上回る成果を上げています。
都市部に開業して成功した事例
駐車場の設置が必要ない都市部での成功事例です。マンションや商業施設が集まる駅から近いエリアで開業したケースです。
開業後3年目で月の売上が80〜100万円の収益予想で、利回り10%以上。都市部なら、駐車場がなくても待ち時間をつぶせる場所が近くにあると、リピーターは多くなります。駅チカの立地条件も、集客しやすいポイントです。
コンビニの跡地を有効活用した事例
生活道路沿いにあるコンビニ跡地は、駐車場が利用しやすい特徴があります。車で来店する顧客が多くなり、遠くからの来店も見込めます。
大量の洗濯物や布団などの大型洗濯物の持ち込みができるため、ファミリー層や大家族にも好評です。
初年度は赤字になったものの、2年目以降は月の売上が70〜100万円の収益予想となり、10年ほどで初期費用が回収できる順調なペースです。
まとめ
コインランドリー経営の失敗、成功するコツを解説しました。
失敗する人の特徴
・リピーターが少なく、集客見込みのない場所で開業する
・収支の見積もりが甘い
・管理が行き届いていない
成功しやすい人の特徴
・立地選びが得意
・資金に余裕がある
・経営に手間をかけられる
集客しやすい立地選びと、リピーターが集まるサービスを提供し続けることが重要です。
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※当記事の内容は、時勢に合わせた情報を元に編集しておりますが、時間の経過により情報が古くなる場合がございますのでご了承ください。
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