TOP 投資豆知識 郊外でコインランドリー経営を行うメリット・デメリット|おすすめの立地なども解説

郊外でコインランドリー経営を行うメリット・デメリット|おすすめの立地なども解説

掲載日 : 2022年12月20日

こんにちは。TOSEIライターチームです。
ファミリー層がまとめて洗濯をしたいというニーズが高まるなか、郊外でコインランドリーを経営する方が増えています。 郊外でコインランドリーを経営する際には、メリットとデメリットの把握が重要です。郊外では、都心とは違った取り組みが必要になるためです。 この記事では、郊外でのコインランドリー経営について、おすすめの立地条件などを解説します。

この記事で分かること

・郊外でのコインランドリー経営は競合が少ないため、これからはじめても成功が期待できる

・安定した利益を出せる店舗を作るには、立地の見極めが最も重要

・開店する地域のニーズに応えられる機械の導入と、付加価値のある店づくりが必要

郊外でもコインランドリー経営は成功できる!

郊外でコインランドリーを経営する際には、場所の選定が成功のカギを握ります。
郊外は車社会であるため、コインランドリーに洗濯物を持ち込む際にも自家用車で来店する方がほとんどです。駐車場が広く訪れやすいコインランドリーは、繁盛する可能性が高いといえるでしょう。
都会にくらべて地価が安い郊外では、広い土地に駐車場つきの店舗を設置しやすいはずです。
郊外でのコインランドリー経営は、広い駐車場を確保できるような場所を選定すればコストを回収でき、利益を生みやすくなります。

郊外でも注目されているコインランドリー経営とは

コインランドリー経営は、空いている土地を有効に利用しやすいため、郊外でも注目されています。
建物を用意して洗濯機や乾燥機などの設備を導入するのが、コインランドリー経営の始め方です。お客様に自分で洗濯機を操作していただく、セルフサービス方式になります。
比較的狭い土地でも営業しやすく、店員が常駐しなくてもいいのがメリットです。店舗運営の手間が少なく人件費もかからないため、既存事業の併設店舗として経営する方法もあります。

コインランドリーを経営する際に必要な費用

コインランドリー経営の初期費用は、最低でも1,000万円以上が必要です。内装や給排水の工事、看板の設置なども含めると小規模店の場合で、およそ2,000万〜3,000万円が必要になります。
15坪程度の小規模店舗ではトータルで2,000万~3,000万円ですが、30坪以上の大規模店舗では、トータルで3,000万〜4,000万円以上になるケースもあります。
既存の建物を取り壊す場合は、さらに解体や整地をするための費用が必要です。大規模店と小規模店、それぞれにかかる初期費用を表にまとめましたので、参考にしてください。

A店:大規模店 B店:小規模店
建坪 32坪(約107㎡) 15.23坪(約50㎡)
機械数 12台 7台
初期投資(機械代) 約2,700万円 約1,600万円
初期投資(工事費) 約1,100万円 約700万円
合計 約3,800万円 約2,300万円

コインランドリー経営には初期費用がかかりますが「中小企業経営強化税制」を適用した場合は、税制優遇措置を受けられます。
機器を新たに購入した場合に以下の2つのうち、どちらかを選べる制度です。(中古機器の購入は対象外)

・初年度から機械などの設備について一括償却(即時償却)
・取得価額10%の税額控除

制度適用の要件に該当するのは、青色申告書を提出した「資本金または出資額が1億円以下の法人等」または「常時使用する従業員の数が1,000人以下の個人」です。中小企業等経営強化法の経営力向上計画の認定を受けた場合が対象です。 詳しくは 中小企業庁のホームページをご確認ください。(中小企業経営強化税制の適用期限は2023年3月31日です)

郊外でコインランドリーを経営するメリット

郊外ならではの、コインランドリー経営のメリットは以下の4つです。

競合が少ない

郊外ではコインランドリーの競合店が少ない場合もあり、価格競争を避けやすいのが大きなメリットです。
都心ではコインランドリー経営がブームになっているため、近隣に競合店が多い傾向にあります。しかし郊外では、近隣にコインランドリーが出店していない地域があります。そのため、営業エリアが被りにくいのがメリットです。
郊外でファミリー層が多い地域では、コインランドリーの需要が高くなります。三世帯同居で家族の人数が多い世帯などでは、一度に大量の洗濯ができる大型の洗濯機や乾燥機の需要が見込めます。
郊外でのコインランドリー経営は、集客が見込める土地の見極めができれば利益を得やすいでしょう。

節税効果がある

コインランドリーの経営では、節税の効果も期待できます。相続税の減額を受けられる可能性があるためです。
相続税の優遇制度に「小規模宅地等の特例」があります。亡くなった方が生活用や事業用に使っていた宅地について、土地の評価額が減額される制度です。
コインランドリーの場合は「貸付事業以外の事業用の宅地」であり「特定事業用宅地」に該当するため、400平米を限度に80%が減額されます。
また中小企業等経営強化法に基づく「固定資産税の特例」の要件に当てはまれば固定資産税が、3年に限り軽減されます。こちらも併用が可能です。(2023年3月31日まで適用)

土地の有効活用ができる

郊外でコインランドリーを経営する際には、土地を有効活用できる点もメリットです。
郊外では、空き家問題が重要な課題となっています。商店街の空き店舗が目立つ地域もあります。
コインランドリーなら、空き店舗を使用して開業するほか、空き家を取り壊した土地でも経営できます。
土地を購入してコインランドリーを開業する場合も、都会にくらべると地価が安いです。そのため初期費用を抑えられるのが、郊外ならではの大きなメリットです。

少ないランニングコストで経営できる

コインランドリーは運営方法を工夫することにより、少ないランニングコスト(維持費)で経営できる点がメリットです。
コインランドリー経営には、開業時に比較的費用がかかりますが、ランニングコストを抑えると初期費用を回収しやすくなります。
コインランドリーでは、お客様がセルフサービスで洗濯から乾燥までを行うため、スタッフが常駐する必要がありません。人件費がかからないことも、ランニングコストの軽減につながります。
店内清掃や機械のメンテナンスは必要ですが、従業員を雇わずに経営者自らが定期的に店舗へ行けば済むことも多いでしょう。
賃貸マンションやアパートの経営にくらべると、経年劣化による建物の補修が少ない点でもランニングコストを抑えられます。

郊外でコインランドリーを経営するデメリット

一方、田舎でコインランドリーを経営する際の注意点は、以下の2つです。

トラブルが起こる可能性がある

コインランドリー店にはスタッフが常駐していないため、洗い終わった洗濯物の窃盗トラブルが起きる可能性があります。
犯罪が起きてしまうと警察の捜査中に営業できないのは当然ですが、評判が低下して利用者が減る可能性もあるでしょう。
郊外でコインランドリーを経営する場合は、盗難トラブルへの対策が重要になります。対策としては、人目につきやすい場所で経営するのが有効です。郊外でも、ある程度人通りが多い場所に店舗を作るのがおすすめです。
併設の施設や店舗からコインランドリーの店内が見えると、利用者が安心して利用できます。監視カメラの設置も必須です。

広い土地が必要

本来、コインランドリーは狭い土地でも開業しやすいのが魅力ですが、車で来店するお客様が多い田舎では充分な駐車スペースの確保が欠かせません。
広い土地を取得する必要があるため、開業時の初期費用が余計にかかる可能性があります。
ただし地価は都市部ほど高額ではなく、広めの土地も多くあるので入手しやすいとも考えられます。

郊外でコインランドリー経営を成功させるポイント

郊外でコインランドリーを経営する際のメリットを活かして成功させるために、さらに意識するべきポイントがあります。
以下の2つが、郊外でのコインランドリー経営を成功させるための重要なポイントです。

競合やターゲット層のリサーチをする

コインランドリーを開業する際には、場所の調査と選定、競合店のリサーチが重要です。競合店がどのような顧客をターゲットとして、経営しているかを念入りに調査しましょう。
学生街の近くで開業する場合は、24時間営業にして深夜も利用できるようにするのが望ましいです。住宅街ではファミリー層がターゲットのため、大型の洗濯乾燥機を導入すると集客効果が期待できます。
世帯当たりの人数が多い場合は、洗濯物も大量になるため大型洗濯機の需要が高くなります。
ターゲット層にマッチした経営を行うために、費用面も含めて開店前の調査と準備が大切です。

防犯面に配慮する

コインランドリーは基本的に無人の店舗が多いため、利用者が安全に利用できるような防犯対策が必要です。

・監視カメラの設置
・店内の見通しをよくする

などが有効です。
併設の施設や店舗から、コインランドリー店内が見える作りにすると利用客は安心感が得られます。
カフェなどの店舗と併設で有人にしたり、運営会社と同じ敷地内に建てたりといった方法もおすすめです。安心して利用できる店舗にはリピーターがつき、利益が出やすくなります。

郊外でコインランドリーを経営する際におすすめの立地条件

次に具体的なおすすめの立地条件を紹介します。コインランドリーの経営では、立地選びがとくに重要です。
郊外でコインランドリー経営に適した条件は、以下の2つです。

コンビニや飲食店に隣接した土地

郊外でコインランドリーを経営する際におすすめの場所は、飲食店などに隣接した土地です。
カフェやファーストフードなどの飲食店が隣にあれば、洗濯が終了するまでの間に食事を済ませられます。
また、コンビニの隣もコインランドリー経営に向いています。一般的にコンビニは天気が悪い日に客足が遠のきますが、コインランドリーは天気が悪い日に乾燥機の需要が高くなります。
そのためコンビニとコインランドリーを同時に、隣接した土地で経営すると相乗効果が見込めるのです。
コンビニ以外では、スーパーやドラッグストアと同じ敷地内に設置した場合も同様の効果が見込めます。田舎での出店事例では、書店やフィットネスクラブの隣というパターンも見受けられます。
いずれも、コインランドリーで洗濯中の時間を有効に使えるのがメリットです。

クリーニング店に隣接した土地

郊外でコインランドリーを経営する際に穴場なのが、クリーニング店に隣接した土地です。コインランドリーで洗濯できるものと、ドライクリーニングなどクリーニング店で依頼するものを同時に車で運べるため、利用客にとっては利便性の高い提案です。
洗濯中の待ち時間に、クリーニング店への持ち込みや受け取りができるため時間を有効活用できます。

まとめ

郊外でコインランドリーを経営する際のメリットや、成功するためのポイント、立地条件をご紹介しました。
郊外でのコインランドリー経営は競合が少ないため、これからはじめても成功が期待できます。安定した利益を出せる店舗を作るには、立地の見極めが最も重要です。
洗濯は私たちの生活に欠かせません。ふとん洗いなどの需要が増えており、コインランドリーのニーズが高くなっています。開店する地域のニーズに応えられる機械の導入と、付加価値のある店づくりが必要です。
大型コインランドリー機器トップシェアのTOSEIでは、コインランドリー開業のためのサポートを行っています。
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※当記事の内容は、時勢に合わせた情報を元に編集しておりますが、時間の経過により情報が古くなる場合がございますのでご了承ください。
又、各記事詳細につきましては、各専門家へお問い合わせいただきますようお願いいたします。

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