掛け布団の正しい洗濯方法|
自宅やコインランドリーでの洗い方のコツ
こんにちは。TOSEIライターチームです。
私たちは人生の1/3もの時間を睡眠に費やしていますが、質のよい睡眠をとるためにも掛け布団は重要なアイテム。
快眠のためにも、健康のためにも、できるだけ清潔な状態をキープしたいものです。掛け布団などの大物は、手軽に洗濯できないと
思いがちですが、ポイントを押さえればケアすることは可能。今回は、掛け布団の正しい洗濯方法をご紹介します。
この記事で分かること
・ダニやカビを防ぐために掛け布団の洗濯は必要
・天日干しでは掛け布団は完全なダニ退治はできない
・自宅でもできる掛け布団の洗濯方法
・コインランドリーなら手軽に掛け布団の洗濯ができる
目次
掛け布団を洗濯した方がいい理由とは?
人はひと晩寝ている間にコップ一杯分の汗をかくとされています。掛け布団には、皮脂やフケなどの汚れがたまり、ダニにとって最高の繁殖場所に。ダニやカビは、喘息やアトピー、鼻炎などの要因となるアレルゲンで、悪化すると肺炎や気管支炎などを引き起こす可能性も。布団の中には数千〜数万匹ものダニがいるといわれており、何も対策をしなければどんどん増えていきます。健康のためにも定期的に掛け布団を洗濯することが必要です。
掛け布団は干すだけでは効果がないの?
ダニ対策のために掛け布団を干すのは一般的ですが、それだけでは効果がありません。ダニを死滅させるには、50℃以上の熱を20~30分程度かける必要があり、天日干しだけでは除去することはできないのです。ダニは明るい場所を嫌うため、日光が当たるとふとんの奥や裏側に逃げてしまいます。ダニ退治の効果を上げるためには、日光を吸収する黒い不織布を掛け布団にかぶせて、表裏をそれぞれ干してください。そうすることで50℃以上の高温となり、ダニ退治の効果は上がりますが、掛け布団の中にはダニの死がいやフンが残っています。掛け布団を取り込んだ後は、しっかりと掃除機をかけましょう。
掛け布団は自宅で洗えるの?
①洗える素材かどうかをチェック
まずは、掛け布団についている洗濯表示をチェックし、水洗いできるかどうかを確認します。洗濯表示に「バツ印」がついている場合は水洗い不可なので、クリーニングに出しましょう。また「手のイラスト」が書かれている場合は、洗濯機は不可ですが、手洗いならOK。最近の掛け布団は、ご家庭で洗濯できるものが増えていますのでお使いの掛け布団の表示を一度確認してみましょう。
②洗濯機に入るかどうかをチェック
厚手の掛け布団の場合、その大きさの洗濯が可能な容量の洗濯機が必要です。薄手の掛け布団ならご家庭の洗濯機でも可能な場合もありますが、無理に詰め込むと破れや傷みの原因になるだけでなく、隅々まで洗えずにダニ対策として不十分になることもあります。お手持ちの掛け布団が洗濯機で洗える重さかどうか事前にチェックしましょう。
③乾かす環境は大丈夫?
掛け布団は大きいため、ベランダや庭、室内などに乾かせるスペースがあるのかを確認しましょう。一般的に、羽毛や真綿の掛け布団は日陰干し、ポリエステルや綿の掛け布団は日干しが適しています。掛け布団は乾きにくいため、表面が乾いても中身は生乾きになる場合も。乾ききらないまま収納すると、カビや雑菌の発生や嫌なニオイの原因になるため、完全に乾くまで干すようにしましょう。環境によっては完全に乾くまで時間が要する場合もあるでしょう。洗濯する当日はもちろん、次の日の天候もチェックしてください。
自宅の洗濯機を使った洗濯方法
自宅の洗濯機を使って掛け布団を洗濯する際のポイントと手順をご紹介します。
①洗濯ネットに入れる
洗濯ネットを使用しないで洗濯機に入れてしまうと、生地がこすれて破れてしまう可能性があるため、掛け布団が入る大きさの洗濯ネットを用意。丁寧に空気を抜きながら畳んで、筒状に丸めながら入れてください。
②中性洗剤と柔軟剤を投入
洗剤は、水に溶けやすい液体タイプの中性洗剤がオススメ。液体タイプの柔軟剤も投入すると、ふっくらと仕上がります。
③洗い方のコースを選択
「布団」や「毛布洗い」などの専用コースがあれば選択。なければ「手洗い」や「オシャレ着」など、優しい洗い方になるコースを選択しましょう。通常のコースしかない場合は、洗濯時間は6分程度、すすぎは2回、脱水は1〜2分程度が目安です。
④脱水する
洗濯機の脱水は掛け布団への負担が大きいため、1~2分程度が目安。長時間脱水すると、生地を傷めたり、中の素材が偏ってしまう可能性があります。
⑤M字型にかけて干す
物干し竿を2本使って、掛け布団の端をそれぞれにかけ、間を少したるませるようにM字型にかけましょう。風が通りやすくなって乾きが早くなり、重みが軽減されて中の素材の偏りを予防できます。羽毛布団の場合は、数時間おきに軽く布団を叩いて固まった羽毛をほぐすと、ふんわり感がアップ。直射日光は色落ちの原因となるため、外干しする時は布団の上にカバーをかけましょう。
浴槽を使った洗濯方法
手洗いのみ可能な素材の場合や、洗濯機では洗えない大きなサイズの掛け布団の場合は、浴槽を使って揉み洗いする方法もあります。
①浴槽に水を張り洗濯液を作る
まず浴槽に半分ほど水を張り、オシャレ着用の中性洗剤を入れてしっかりと混ぜ、洗濯液を作ります。洗剤の量は、表示されている使用量を参考に、大体の分量で構いません。
②浴槽に掛け布団を入れて洗う
浴槽の洗濯液の中に掛け布団を入れ、足で踏みながら汚れを浮かせます。全体を踏み終えたら、裏返して反対側も同じように踏み洗いします。
③汚れた水を捨て真水ですすぐ
汚れた水を捨てて、キレイな水を張りながら足でまんべんなく踏んですすぎます。2~3回ほど繰り返して泡が出なくなったら、浴槽から布団を出します。
④洗った布団を脱水する
洗った布団を浴槽の縁などに掛けて、水が落ち切るまで待ちます。1時間ほど経って水分がある程度抜けたら、物干し竿でしっかり干しましょう。
自宅で洗濯できない場合のケア方法
掛け布団が大きくて洗濯機に入らない場合、または水洗いができない場合は、コインランドリーまたはクリーニング店を活用した定期的なお手入れがオススメです。
①水洗い可の場合は:コインランドリーへ
掛け布団の素材が水洗い可能でも、自宅の洗濯機に入らない場合、浴槽で洗うことはできますが、手間も時間もかかります。そのような場合は、布団が洗える大型の洗濯乾燥機を取り扱うコインランドリーを活用しましょう。
②水洗い不可の場合は:クリーニング店へ
洗濯表示が水洗い不可の掛け布団は、クリーニング店に出しましょう。お店によって対応できない素材もありますので、持ち込む前に対応可能か確認しておくと安心です。一般的なクリーニング店で対応できない素材でも、布団専門のクリーニング店なら対応してもらえる可能性があるので、問い合わせてみましょう。
掛け布団はコインランドリーで洗うのがオススメ!
水洗いできる掛け布団でも、ご家庭で洗濯するのは、乾燥の手間などを考えるとちょっと負担が大きいですね。日常的に掛け布団を洗濯するなら、手軽にできるコインランドリーがオススメです!
コインランドリーで掛け布団を洗うメリット
①掛け布団を洗う・干す手間を省き、家事の時短になる
②自宅の洗濯機では洗えない大きいサイズの掛け布団を洗濯できる
③「敷きふとんが乾かせる乾燥機」で、掛け布団の乾燥も可能!楽々&スピーディー
④まるで買いたての掛け布団のようなふんわりとした仕上がりに
⑤即日仕上がりなので、洗濯したその日から清潔な掛け布団が使用できる
コインランドリーで掛け布団を洗ってみましょう!
まずはコインランドリーで洗える素材をチェック!
洗濯マークが付いているものと、手洗いの表示がある羽毛布団・化繊布団は基本的には洗えます。しかし、真綿の掛け布団や羊毛布団、キルティング加工されていない掛け布団はNG。お手持ちの掛け布団の素材を事前にチェックすることが必要です。
洗濯乾燥機のコースの選び方
コインランドリーの洗濯乾燥機で掛け布団を洗濯する場合、「ふとん洗いコース」ではなく、通常の洗濯物と同じ「洗濯乾燥コース」を選択。羽毛布団を洗濯する場合、専用のコースが設定されている機器では「羽毛ふとんコース」を選択してください。TOSEIの洗濯乾燥機の「洗濯乾燥コース」は、一般の衣類からアクリルの毛布まで、洗濯〜乾燥ができるように設定されています。羽毛布団や毛布、タオルケットなどは、このコースでOKです。
掛け布団を洗ってみよう!洗濯乾燥機の使い方
①掛け布団を洗濯乾燥機に入れる
掛け布団は、畳まずにざっくりと洗濯乾燥機に入れてください。洗剤は、備え付けのものが自動で投入されるため、持参する必要はありません。
②コースを選択して精算
タッチパネルで「洗濯乾燥コース」を選択してお金を払います。電子マネーでの精算ももちろんOK。支払いが終わったら洗濯開始です。
③洗濯終了コールを設定
TOSEIのコインランドリーは、利用終了前に電話で知らせてくれる「洗濯終了コール」を搭載。設定すれば、外出するなど待ち時間を自由に活用できます。
④洗濯が終了したら、さらに乾燥を追加
「洗濯乾燥コース」が終了したら、さらに追加で30分〜1時間程度の乾燥が必要。洗濯が終了したら一度中を確認し、乾き具合を見て、足りないようなら乾燥時間を追加してください。
⑤追加乾燥終了、ふわふわの仕上がりに
扉を開けると、乾燥したての掛け布団は新品のようなふわふわの仕上がりに。手間もかからずに、リーズナブルに掛け布団のケアができます!
洗剤を使わずに掛け布団のケアができる
「リフレッシュスチーマー」にも注目!
TOSEIの「リフレッシュスチーマー」という機器を使えば、掛け布団を水洗いすることなくダニ対策が可能に。機器に掛け布団をセットすると、高温スチームと消臭除菌剤が噴出され、洗剤を使わなくても中綿まで清潔に仕上げてくれます。しかも、殺ダニ率はなんと100%!女性やご高齢の方でもラクに簡単に掛け布団のセッティングができ、ボタンを押すだけで手軽に掛け布団をリフレッシュできます。掛け布団や敷き布団のほか、毛布やカーペットなどにも利用することが可能です。
機器の詳細はこちらよりご確認ください。
・FRDG-150 リフレッシュスチーマー
・FDG-100C , FDG-100S 布団など大型品用の乾燥機
※乾燥コースのみ
コインランドリーの魅力は、安い!お手軽!スピーディー!
掛け布団をコインランドリーで洗った場合、料金は1枚約1,400円。布団洗いの専門サービスを利用するよりも、リーズナブルに利用できます。また、洗濯・乾燥にかかる時間は、掛け布団1枚20〜90分程度。布団洗いの専門サービスなら数日かかる場合もあり、仕上がりの速さはダントツです。ご家庭で洗濯できる場合でも、乾燥にかかる手間と時間はちょっとハードルが高め。掛け布団を洗濯するなら、安く・お手軽に・スピーディーにできる、コインランドリーを利用するのが断然オススメです!
最後に
毎日肌に接して使っているけれど、掛け布団は日常的になかなか洗濯できないアイテム。放っておくとダニやカビの温床になりますので、できるだけ清潔な状態を心がけたいものです。自宅でも掛け布団の洗濯はできますが、それにかかる手間と時間を考えると、コインランドリーを利用するのがベストの選択。いつもきれいな睡眠環境をキープし、健康と快眠をゲットしましょう!