TOP 特集・コラム 羽毛布団の正しい洗濯方法は?自宅やコインランドリーでの洗い方のコツ

羽毛布団の正しい洗濯方法は?
自宅やコインランドリーでの洗い方のコツ

正しい布団ケアはこれ!ダニも菌も15分で退治。コインランドリーの活用法

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こんにちは。TOSEIライターチームです。

ここ数年、異常な暑さが続く日が増えています。寝苦しい暑い夜などは、たっぷり汗を吸い込んで羽毛布団も心なしか重くなっているような……。できることならシーツやタオルケットのように、羽毛布団もまるごと洗濯機でザブザブ洗いたい。でも、「そもそも羽毛布団って洗えるの?」と、疑問に思っている方も少なくないでしょう。本記事ではコインランドリーのプロであるTOSEIが、羽毛布団の洗濯方法について、分かりやすくお答えします。

※本記事はTOSEIの機器(洗濯機・乾燥機・洗濯乾燥機)を基準とした内容になります。
他社様製品の場合は条件が異なる場合もございますのでご注意ください。

この記事で分かること

・羽毛布団の正しい洗濯方法

・羽毛布団を清潔に保つためのコツ

・羽毛布団の洗濯乾燥はダニ対策に最適なコインランドリーで

目次

羽毛布団は自分で洗濯できる?

羽毛布団は洗えないのでは?そう思っている方は安心してください。 取り扱い絵表示(洗濯表示)に洗濯機マークや手洗いマークがついているものは家庭での洗濯が可能です。

羽毛布団は自分で洗濯できる?

一方、下記のような、家庭で洗わない方がいい羽毛布団もあります。 水洗い不可のマークがあるものや、生地にシルクを使っているなど、1枚数十万円もする高級な羽毛布団については、やはり専門のクリーニング店におまかせするのが安心でしょう。また、安価な羽毛布団については、使われている羽毛に芯がついているものが多く、その芯が洗濯の際に生地を突き破ってしまうことがあるので注意が必要です。

かつては、羽毛布団にキルティング加工が施されていないものもありました。自宅で洗うと、中の羽毛が極端に偏ってしまい、もとに戻りにくくなることがあります。キルティングのない羽毛布団は、専門のクリーニング店にご相談ください。

世の中がますます清潔志向となり、家庭での洗濯が可能な羽毛布団は増えています。しかし問題は、洗濯機に羽毛布団が入るか、干す場所があるか(乾燥後も湿気を完全に取る必要があります)、といったところにあるのではないでしょうか。

羽毛布団を洗濯するメリットは?

洗濯することで布団が長持ち。眠りの質も向上します

人が寝ている間にかく汗の量は、コップ1杯分といわれています。そんな汗に加えて皮脂などの汚れや、ホコリやハウスダストなどがついて、一見きれいに見える羽毛布団も意外と汚れているものです。カバーやシーツをこまめに洗濯していれば、羽毛布団本体は「ときどき掃除機や乾燥機をかけるだけでもお手入れとしては十分なのでは?」という意見もあるかもしれませんが、見えない汚れはダニのエサになり、衛生面でもよろしくありません。羽毛布団を長持ちさせるためにも、カバーやシーツと同様にまるごと洗濯するのがおすすめです。洗い立ての清潔な羽毛布団は寝心地の良さも格別。ぐっすり眠れ、すっきり目覚められて、睡眠の満足度が高まることが期待できます。

羽毛布団を洗濯するメリットは?

羽毛布団の洗濯&乾燥で、イヤなダニを撃退できます

羽毛布団に付着する汚れのなかでも、とくに気をつけたいのがダニです。汗を吸い込んで湿っぽくなった羽毛布団は、ダニにとって格好のすみか。生きているダニだけでなく、死がいやフンもアレルギーの原因になる厄介な存在なのです。一般的に行われている天日干しや布団乾燥機などでは、一時的に数を減らせてもまたすぐに繁殖してしまい、ダニ対策としてはあまり効果的とはいえません。ダニを退治するには60℃以上の熱水処理や熱風乾燥が必要です。羽毛布団を洗濯する際は、高温乾燥とセットで行うことが重要なポイントです。

羽毛布団を洗濯する頻度

羽毛布団の洗濯は、衛生面と機能面の両方を保つことができる反面、過度な洗濯は品質や耐久性に悪影響を与える恐れがあります。

日常的にはカバーの洗濯や天日干しなどのメンテナンスを行い、羽毛布団のクリーニング頻度は5年に1回程度を目安に考えるとよいでしょう。

どうしても汚れが気になる場合は、2~3年に1回を目安にクリーニングすることをおすすめします。

羽毛布団を清潔に保つコツ

布団カバーやシーツを掛ける

羽毛布団を清潔に保つためには、日常のお洗濯も簡単にできるカバーを使用して雑菌の繁殖や不快な臭いを防ぐことが重要です。またカバーやシーツを掛ける事で布団側生地の汚れや擦り切れを防止する役割も果たします。

羽毛布団を清潔に保つコツ

月に1回の天日干し

羽毛布団は頻繁に干す必要はありませんが、月に1回程度天気の良い日の午前10時から午後3時ごろまでに片面1時間くらいを目安に、両面干すのがおすすめです。

天日干しをするときは、側生地の紫外線のダメージを防ぐために掛け布団カバーをつけたまま干すようにしましょう。

天日干しによるメリットは、湿気が取れて清潔さを保ちやすいだけでなく、湿気を飛ばしダウンが開きやすくなることでしっかりと膨らみ、本来の暖かさを取り戻してくれることにあります。

羽毛布団の洗濯にはどんな方法があるの?

羽毛布団の洗濯方法は主に3つです

1:自宅の洗濯機で洗濯する

自宅の洗濯機で羽毛布団を洗濯する場合、使用している機種が対応しているかどうかを確認しましょう。羽毛布団の洗濯が可能な場合、まずは洗える羽毛布団のサイズや重さ、素材などを取扱説明書で確認します。容量などの問題で、洗濯機が使えない場合は、浴槽などで押し洗いをしてください。乾燥が不十分だとダニやカビが発生しやすくなるので、羽毛の中までしっかり乾かすことが重要です。

2:コインランドリーを利用する

もしお近くに羽毛布団が洗えるコインランドリー店がある方は、コインランドリーを活用するのもおすすめです。コインランドリーは業務用の洗濯機や店舗によっては、布団が洗える洗濯乾燥機や乾燥機器が置いてあるところも。業務用のパワーでしっかりとケアできるだけでなく、料金も比較的リーズナブルでその日のうちに仕上がるというメリットがあります。そのため、忙しい方や、替えのふとんをストックする場所がないというご家庭にも支持され、近年急速に需要が高まっています。

コインランドリーで羽毛布団を洗濯する場合も、設置されている機種が羽毛布団の洗濯に対応しているかどうかのチェックをお忘れなく。家庭用の洗濯機にもダニ対策コースを備えた機種はありますが、ダニを駆除するためには、60℃以上の熱水処理や高温の熱風乾燥を行う必要があります。コインランドリーに設置されている高性能な業務用洗濯乾燥機なら、その点でも安心。みっちりと詰め込んだ状態で洗うよりも、大きな洗濯槽で洗うことで、ダニのフンや死骸もきれいに洗い流すことができるので、よりクリーンな仕上がりが期待できます。

3:クリーニング専門店におまかせする

専門知識をもったプロがいるクリーニング専門店なら、お店の窓口で羽毛布団を渡せば、あとは仕上がりを待つだけ。プロの技術でダニや汚れを徹底的に除去して、しっかりきれいに洗ってもらえます。最近は宅配クリーニングなどもあり、受渡の手間を省きたい方に利用されています。気になるのは仕上がりまでの日数と料金ですね。お住まいの地域によっても異なりますので、サービス内容と併せて比較検討をおすすめします。

羽毛布団の洗濯、コインランドリーの料金は?

羽毛布団をクリーニングに出した場合、仕上がりまでに数日かかります。その点、コインランドリーなら洗濯と乾燥合わせて布団1枚60分~120分程度で済みます。料金も店舗によって異なりますが、羽毛布団1枚1,800円~2,100円と比較的リーズナブル。羽毛布団は毎日使うものだから、短時間で安価に洗濯ができるコインランドリーは頼もしい存在といえるのではないでしょうか。最近はカフェ併設型のコインランドリーなど、待ち時間を楽しく過ごせる店舗も増えているので、活用してみてはいかがでしょう。

コインランドリーで羽毛布団を洗濯する際の注意点

コインランドリーで羽毛布団が洗えるかをチェック

お使いの羽毛布団に洗濯表示に家庭洗濯ができるマークがあるか洗濯表示をチェックしてください。
家庭洗濯が可能なマーク(水が入った桶や洗濯機のアイコン)が確認できたら、水洗いをしても大丈夫な羽毛布団のため、コインランドリーを利用できます。

コインランドリーで羽毛布団を洗濯する際の注意点

また、乾燥も可能かどうかもチェックしましょう。乾燥機の使用が禁止されていなければ、コインランドリーでの乾燥が可能です。多くの羽毛布団は高温での消毒に耐えられるため、乾燥機の熱風でも問題ありません。

洗濯表示について詳細はこちらの記事もご覧ください。
※新しい洗濯表示の意味と正しい洗濯の知識

洗濯による生地のダメージに注意する

羽毛布団をコインランドリーで洗う際は、洗濯機のサイズに余裕があるものを選び、布団を畳まずにざっくりと機器に入れることがポイントです。また、ファスナーやホックによるひっかき傷を避けるため、できれば専用のネットを使用するか、他の衣類と一緒に洗わないようにしましょう。

羽毛布団を洗える洗剤は?

一般的な衣類などを洗濯する弱アルカリ性の洗剤を使うと羽毛が傷んでしまうので、羽毛布団の洗濯には使えません。 羽毛布団の洗濯には必ず中性洗剤を使用しましょう。 また、柔軟剤の使用もNGです。 柔軟剤を使用すると羽毛本来の油分がコーティングされ、ふんわり感が損なわれてしまいます。

なるべく早く十分な乾燥をする

羽毛布団は洗った後、なるべく早く十分に乾燥をすることが大切です。 表面が乾いても中が生乾きの場合が多く、これが臭いや雑菌繁殖の原因となり、保温力も低下します。完全に乾燥させるためには、他の洗濯物と一緒にせず、羽毛布団単独で乾燥させましょう。

羽毛は熱に弱いため、過度に乾燥させると傷む恐れがあります。 コインランドリーで乾燥させる際は、外側がしっかり乾いて中に熱が残る程度にとどめ、自宅の風通しの良い場所で完全に乾かしましょう。

コインランドリーでの洗濯・乾燥についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
※羽毛布団はコインランドリーで洗える?プロが答えます!

新時代のふとんケア機器“リフレッシュスチーマー”で羽毛布団のケアも

洗濯して乾かして…はもう古い?!ふとんは洗わず、最短15分で完璧リフレッシュ

「リフレッシュスチーマー」は布団をもっと手軽に、短時間でケアできるようにしたいという思いからコインランドリー用機器として開発されました。 まず、リフレッシュスチーマーには「ふとんを洗濯する」という概念がありません。ふとんをセットしてボタンを押すと、高温スチームと消臭除菌剤が噴出されるというもの。これにより、洗剤を使用せずとも布団の中綿までキレイに清潔に仕上がるというふとんケアに特化した最新機器になります。しかも、この機器で噴射される高温スチームによる殺ダニ率はなんと100%という優れもの。

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さらに、使う方にとって嬉しいのは、その使いやすさ、手軽さ、時間です。 天日干しのような感覚で、機器に布団をかけるだけで終わり。女性やご高齢の方でも簡単にセットができるうえに、開始から終了までがなんとたったの15分! 布団をさっとかぶせて15分待てば、清潔でダニも完全退治してくれて、ふっかふかの布団に仕上がるというわけです。もはやコンビニに行くついでに、ふとんケアができてしまうというわけです。従来のコインランドリーの布団洗いとは全く違う「新しいふとんケア」の形が登場しているんですね。
※正しい布団ケアはこれ!ダニも菌も15分で退治。コインランドリーの活用法

最後に

羽毛布団を洗濯したい方は、ぜひお近くのコインランドリーを活用してみてください。コインランドリーの高性能な洗濯乾燥機は、洗浄力も乾燥力も家庭の洗濯機とは比べものになりません。仕上がりふんわり、スッキリきれいな羽毛布団で快適なおうち時間を過ごしましょう。