TOP 特集・コラム コインランドリーでカーテンやレースカーテンは洗える?注意点や使い方を解説!

コインランドリーでカーテンやレースカーテンは洗える?注意点や使い方を解説!

コインランドリーでカーテンやレースカーテンは洗える?

こんにちは。TOSEIライターチームです。
この記事はカーテンを洗濯したい方向けの記事です。コインランドリーでのカーテンの洗濯の仕方は?洗濯可能な素材やダメな素材は?具体的にどうやって洗うの?といった疑問にお答えします。

近年、カフェの併設店や綺麗でオシャレなコインランドリー店舗が増えたことで、コインランドリーがぐっと身近になったと思いませんか?全国に続々と新規店舗が開店されていますが、実は意外と「これってコインランドリーで洗えるの?」と、洗濯物の種類によってはコインランドリーでの洗濯や乾燥が可能なのかどうか、疑問に持たれる方も多いんです。本記事では「コインランドリーでカーテンやレースカーテンは洗えるの?」という疑問についてコインランドリーのプロTOSEIがお答えします。

※本記事はTOSEIの機器(洗濯機・乾燥機・洗濯乾燥機)を基準とした内容になります。他社様製品の場合は条件が異なる場合もございますのでご注意ください。

この記事で分かること

・コインランドリーでカーテンやレースカーテンは洗濯が可能です

・洗える素材、洗えない素材について

・具体的な洗い方、機器の使い方

目次

カーテンが汚れる原因と対策

カーテンは家の中でホコリや汚れを吸着しやすい部分です。見た目の美しさを保つためには、どのような汚れが原因でカーテンが汚れるのかを知っておくことが重要です。ここでは、カーテンが汚れる主な原因をまとめました。

結露によるカビ

カーテンが汚れる最も一般的な原因はカビです。特に冬は、外気と室内の温度差によって窓に結露が生じ、カーテンにカビが発生しやすくなります。日本の梅雨時期も湿度が高く、カビの発生リスクが増します。カビが一度繊維に入り込むと、洗濯しても取り除くのが難しいため、カーテンの大敵といえるでしょう。結露を防ぐためには、除湿器を使用したり、窓に結露防止シートを貼ったりすることがおすすめです。また、カビ防止スプレーを使用するのも効果的です。

皮脂や手垢

カーテンは開閉時に手で触れるため、皮脂や手垢が付着しやすいです。これらの汚れは目に見えにくいですが、放置するとカーテンの色が黒ずむことがあります。特に開閉する部分は汚れが蓄積しやすいため、定期的に洗濯して清潔に保つことが重要です。

ホコリ

カーテンは空気中のホコリを静電気で吸着します。室内を清潔に保っていても、チリやハウスダスト、ペットの毛などがいつの間にかカーテンに付着しています。リビングなど人が集まる場所は特に注意が必要です。ホコリは長期間放置すると頑固な汚れになり、取り除くのが困難になります。定期的にホコリをはらうことで、汚れの定着を防ぎましょう。

油汚れ

ダイニングやキッチンに近いカーテンは、油汚れが付きやすいです。換気扇で吸い切れなかった煙がカーテンに付着し、黄ばみの原因となります。また、油の臭いが染み付いてしまうこともあります。油汚れを防ぐためには、料理中に換気扇をしっかり回すことや、油汚れが付きにくいカーテンを選ぶことが有効です。

タバコのヤニ

室内で喫煙する習慣がある場合、タバコのヤニがカーテンに付着し、黄ばみや変色を引き起こします。タバコの臭いも染み込むため、こまめにカーテンを洗うことが大切です。できるだけ室内での喫煙を避け、洗濯可能なカーテンを選ぶようにしましょう。

花粉

春や秋には、外から侵入する花粉がカーテンに付着します。窓を開けていると、網戸を通り抜けた花粉がカーテンに吸着されやすいです。花粉が付着すると、室内でも花粉症の症状を引き起こすことがあります。定期的にカーテンをはたいたり、洗濯して花粉を取り除くことが大切です。

カーテンを洗う頻度

「購入してから一度もカーテンを洗濯したことがない」という方も多いようです。しかし、カーテンはホコリや手垢、窓周りの結露によるカビなどで思っている以上に汚れています。見た目を清潔に保つためにも、定期的なお手入れが欠かせません。

カーテンを洗う頻度

カーテンの素材に応じた洗濯の頻度

カーテンは、汚れやすい部分ですが、生地がデリケートなため、頻繁な洗濯は控える必要があります。以下を目安に、適度に洗濯することが大切です。

・厚手のドレープカーテン:年に1〜2回
・薄手のレースカーテン:年に2〜3回

しかし、汚れの程度は住環境によっても異なります。 キッチンやタバコを吸う場所など、特に汚れやすい場所で使用しているカーテンは、一般的な洗濯頻度に関わらず、汚れに応じて洗濯することをおすすめします。

カーテンを洗濯するおすすめの時期

カーテンを洗う際は、しっかり乾かすことが重要です。湿気が残っているとカビや臭いの原因になるため、天候が安定している時期を選ぶことが理想的です。

・梅雨入り前:湿度が低く晴れの日が多い春は、カーテンが乾きやすい季節です。
・秋の行楽シーズン:秋も湿度が低く、からっとした晴れの日が続くため、洗濯に適しています。

カーテンの汚れに応じて洗濯

カーテンの汚れは、住環境によっても異なります。 以下のような場合は、上記の頻度に関わらず、汚れの状況に応じて洗濯することをおすすめします。

また、キッチンや道路に面した場所など、汚れやすい場所で使っているカーテンは、洗濯する回数を増やし、よりこまめに洗濯をすることで清潔なカーテンを保ちやすくなります。

・目に見える汚れがある
・室内でペットを飼っている
・タバコの臭いがついている
・赤ちゃんがいる

カーテンやレースカーテンはコインランドリーで洗濯・乾燥できる?

カーテンは、洗濯のみであればコインランドリーで可能です。ただし、乾燥はおすすめしません。特に、レースのカーテンは縮んでしまう恐れがあるため、おすすめしません。

普通のカーテンもレースカーテンも、本来は水分を含んだ状態で干したほうが、水分の重みでシワが伸びやすく、乾いた後の形状がよりきれいになります。コインランドリーの洗濯機は業務用のため脱水力が強く、洗濯物を取り出してからはすぐに乾いてしまうため、洗濯のみの場合でも注意が必要です。洗濯終了後はできる限り早く干しましょう。

コインランドリーでカーテンを洗った後の乾かし方

カーテンをコインランドリーで洗濯するときの注意点

カーテンをコインランドリーで洗濯する際、どのようなことに注意すべきなのかも押さえておきましょう。

カーテンをコインランドリーで洗濯するときの注意点

素材を確認する

コットン(綿)やポリエステルなど、ベーシックな素材であれば基本的にコインランドリーで洗濯することは可能です。またアクリル素材のものもネットに入れて洗濯いただくことで可能です。リネン、レーヨン、ウール、シルクなどの素材のものは基本的にドライクリーニングを推奨しております。

一度に洗濯できる量を考える

2枚1セットずつのレースカーテンと厚手カーテン、計4点をすべて一緒に洗っても問題はありません。気になるという方は、レースと厚手カーテンを分けてください。「レースカーテンだけ漂白剤を使用したいので分けて洗濯する」という方もいらっしゃいます。

脱水はごく短時間に設定する

カーテンの脱水は、30秒〜1分程度の短い時間に設定するのが理想です。半分濡れた状態でカーテンを干すことで、水分の重みがシワを伸ばし、きれいに仕上がります。脱水が長すぎるとシワがつきやすくなるため、注意が必要です。

乾燥機は使わない

ほとんどのカーテンには、洗濯表示に「乾燥機NG」の記載があります。これは、低温であってもカーテンが縮むリスクがあるためです。

乾燥機の内部は70℃を超える高温になるため、カーテンの生地が縮んだり、風合いが変わったりする可能性があります。

特に、遮光やUVカットなど、本来の機能が損なわれる恐れもあるため、乾燥機の使用は避けましょう。

コインランドリーで洗い終わったらすぐに取り出す

カーテンは洗濯が終わったらすぐに洗濯機から取り出しましょう。洗濯機内に長時間放置するとシワになりやすくなり、生乾き臭の原因にもなります。

コインランドリーでカーテンを洗った後の乾かし方

きれいな仕上がりのためには、洗濯後の乾かし方も重要です。ここで確認しておきましょう。

コインランドリーでカーテンを洗った後の乾かし方

カーテンレールに吊るす

カーテンを吊るす前に、カーテンレールや窓周りを簡単に掃除しておきましょう。これにより、洗いたてのカーテンをより清潔に、気持ちよく使用できます。

カーテンは半乾きの状態でカーテンレールに吊るしましょう。これは、乾燥中に自然とシワが伸びるため、カーテンの美しさを保つのに効果的です。プリーツがないカーテンの場合は、裾部分を軽く引っ張ってシワを伸ばすようにしてください。

自然乾燥させる

カーテンは半乾きの状態でカーテンレールに吊るすと、乾燥中に自然とシワが伸びて美しさを保てます。プリーツがないカーテンは、裾を軽く引っ張るとシワ伸ばしにさらに効果的です。また、吊るす前にカーテンレールや窓周りを軽く掃除しておくと、洗いたてのカーテンをより清潔に保ち、気持ちよく使用できます。

どうやって洗うの?
カーテンやレースカーテンの洗濯機・乾燥機の使い方

どうやって洗うの?カーテンやレースカーテンの洗濯機・乾燥機の使い方

通常の洗濯物と同じ洗い方で大丈夫です。敷布団のように畳まず、普通の洗濯物同様にざっくり機器へ入れてください。

注意点としては、カーテンは引っかきに弱いので、カーテンの留め金具は必ず取ってから洗濯してください。またファスナーやホックなどがついているものと一緒には洗わないようにしましょう。引っ掛けてしまうとカーテンに穴が空いたり傷ができたりするため、十分にご注意ください。

最後に

カーテンやレースカーテンを洗濯したい方は、ぜひお近くのコインランドリーを活用してみてください。コインランドリーは業務用の高性能の洗濯機で洗い上げるので、洗浄力は家庭の洗濯機とは比べものになりません。スッキリきれいなカーテンで快適なおうち時間を過ごしましょう。

ライタープロフィール
横田可奈 KANA YOKOTA
神戸市生まれ。東京都在住。出版社や編集プロダクションを経て、2017年よりフリーランスのエディター・ライターに。主にライフスタイル・カルチャー系の雑誌や書籍、WEBマガジンなどで活躍。趣味は旅、アート観賞。男児のママでもある
横田可奈 KANA YOKOTA