東日本大震災で需要が高かった「着替えと洗濯」
当社では3.11の震災時、宮城県多賀城市へ洗濯機と乾燥機を積んだ移動式コインランドリーでボランティアへ赴き、津波による被害で泥だらけとなった衣類のお洗濯をお手伝いせていただきました。
防災対策といえば、食料備蓄や飲料水、電気などのライフラインに目がいきがちですが、このボランティア活動を通じて、被災地の現場では実は「着替え・洗濯に関する需要」が非常に大きかったということが新たな発見でもありました。
この経験を活かし、当社ではコインランドリー事業における「災害対策コインランドリー店」の推進及び、真空包装機事業における「衣類備蓄」および「食料備蓄」の推進活動を行なっております。
メディア掲載
- TOSEIは、災害発生時に洗濯乾燥機のほか電気、ガス、飲料水などのライフラインを無料開放する「災害対策コインランドリー」の運営を行う大静テクノをサポートしています。
- 2023年8月13日(木)『ねとらぼ』本記事内に掲載されました
- 2023年8月13日 ねとらぼの記事はこちら
- 2022年7月25日(月)『Yahoo!ニュース(静岡新聞社)』本記事内に掲載されました
- 2022年7月25日 静岡新聞の記事はこちら
- 2021年11月17日(水)『静岡新聞』本記事内に掲載されました
- 2021年11月17日 静岡新聞の記事はこちら
災害ボランティアトラック
(移動式コインランドリー)の活動
津波で自宅を失った人など400人以上の市民が避難し、生活していた多賀城市総合体育館(宮城県多賀城市)。
避難生活が長期化し、ボランティアや自衛隊がさまざまな支援を行っている中で、洗濯の提供はニーズが高いにも関わらずあまり例がありませんでした。
洗濯機を含む多くの家電製品が水に浸かって使えなくなり、さらに停電や断水が続き「洗濯をしたくてもできない」という方が多く、泥だらけとなった衣類を洗濯したいと希望者殺到しました。
洗濯機1台・乾燥機2台で1日9時間の支援活動で1日あたり25家族分の洗濯物を洗濯し、最終日には被災地の方々から感謝の寄書きをいただきました。
災害対策コインランドリーの開発
コインランドリー店を災害対策店舗として対応いただくことで、地域への社会貢献活動に取り組んでいただくことが可能となります。※LAUNDRY Ene×Spa はTOSEIの登録商標です。
災害対策コインランドリーで提供可能なもの
コインランドリー店舗における
洗濯機・乾燥機の利用開放
災害時における「衣類の洗濯」への重要性を踏まえ、生活に最低限必要な衣類の洗濯・乾燥を店舗にてご利用いただけます。
またトレーラーに洗濯機・乾燥機を積んで被災地(避難所)へ赴きボランティアで洗濯をお手伝いさせていただく「仮設ランドリー出張」も実施いたします。
ランドリー以外も電気・ガス・水など
大切なライフラインを無償提供いただけます
- 電気・充電 ガス発電機により携帯電話の充電やその他生活に最低限必要な電力を供給いたします
- ガス 炊き出し用のカセットコンロ、ガス炊飯器などを無償供給いたします
- 飲料水 貯水タンクにて常に飲料水を備蓄します
- シャワー 簡易シャワーでの入浴が可能です
災害対策コインランドリーの仕組み
LPガスを使用することで、コインランドリーでの洗濯、炊き出しステーション、シャワー、電気・電源の利用が可能になります。
災害対策コインランドリー店の事例
Wash & Dry FUWARUコインランドリー
静岡県静岡市
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- 電気
- 100Vの発電が可能なガス式の発電機を常備しています。携帯電話の充電や設備への電源供給が可能です。
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- 飲料水
- 災害時に地域住民の方々への飲料水として提供できるよう2tの受水槽が設置されています。
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- 炊き出しステーション
- 災害時の炊き出し用ガスコンロやガス式炊飯器を常備しています。
- ガスコンロ・ガス式炊飯器 乾燥機用 兼 発電用プロパンガス
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- シャワー
- 災害時のみ無償で利用開放されるシャワー室が設置されています。男性用・女性用と分かれております。
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- ミルク
- 乳幼児のミルクや離乳食を作れるよう給茶室に設備を揃えております。
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- トイレ
- 災害時のみ無償で利用開放されるトイレが設置されています。男性用・女性用と分かれております。
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- 洗濯
- 被災時に衣類の洗濯・乾燥をご利用いただけます。
Fuwari Honjyuku 本宿店
静岡県駿東郡長泉町
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- 電気
- 100Vの発電が可能なガス式の発電機を常備しています。携帯電話の充電や設備への電源供給が可能です。
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- 飲料水
- 災害時に地域住民の方々への飲料水として提供できるよう2tの受水槽が設置されています。
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- ガス
- 災害時の炊き出し用ガスコンロやガス式炊飯器を常備しています。
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- トイレ
- 災害時のみ無償で利用開放されるトイレが設置されています。男性用・女性用と分かれております。
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- 洗濯
- 被災時に衣類の洗濯・乾燥をご利用いただけます。
災害対策用の設備は店舗によって異なります。
オーナー様は店舗の設備状況や地域特性を踏まえて、
どのような組み合わせが可能か相談しながら設計して参ります。
災害時における洗濯環境等の提供に関する協定書調印式
ー静岡県長泉町が、なぜ災害対策にコインランドリーを選んだのかお聞きしました。
町では、大規模災害に備えて、これまで水道やガスなどのライフライン事業者や、食料・生活物資供給事業者、し尿処理事業者などと様々な防災協定を締結してまいりました。
こうした中、東日本大震災などにおける被災地では、衣類の洗濯に苦労されたとのお話しを伺っており、それまで、洗濯環境の整備の必要性についてはあまり注目されておりませんでしたが、改めて重要なことと認識したものでありました。
今般の協定締結でご提供いただけるサービスにおいて活用する洗濯機器等は、大規模災害時に電気や都市ガスが途絶した場合でも、LPガスで機器を稼働できるというメリットから、災害に強く町の防災対策を推進する上で大変有益であると考えており、本日、災害協定を締結させていただくことになりました。
大規模災害時は、自助や共助が大変重要になりますので、今後も町民や事業者の皆様が、可能な範囲で協力し合える環境づくりを推進することで、防災対策の強化に取り組んで参りたいと考えております。
「災害対策ランドリー」で
緊急時の洗濯ニーズに対応
「真空包装機」による衣類・食料の備蓄
- 真空包装機で衣類を水害から守る!
- 津波や洪水などの水害による災害は、被災後に乾いた衣類に着替えることができるかが生死を分けることがあります。また衣類だけでなく、布団や毛布、タオルなど生活に必要なものを水害から守るために真空包装機が活躍します。
当社では災害時における衣類や生活用品、食料品などの備蓄における真空包装機活用の推進活動に取り組んでおります。 - 2019年5月14日 exciteニュース
当社は産学協同で、震災時の衣類備蓄に関するセミナー&ワークショップを開催!
詳しくはこちら
防災用備蓄として真空パックを推奨しているもの
泥水に流されせっかくの備蓄品が使い物にならない…など
水害による被害から備蓄品を守ったり
寒波などによる2次災害から地域の皆様をお守りします
衣類備蓄・食料備蓄で
真空包装機を活用いただくメリット
- 水害による浸水や泥水などから大切な備蓄品を守ります
- 空気に触れないため衣類や毛布の品質を劣化させることなく長期保存が可能
- TOSPACKの真空度(業界最高レベル)であれば米や粉ミルクなどの食料品も長期保存が可能
- 医薬品なども高レベルな真空パックで酸化や劣化を防ぎ長期保存を可能に
- 毛布やタオル、衣類は圧縮されて容積1/5に、大量の備蓄品の保管スペースの確保にも有効です
- 地方自治体様等の
被災地の避難所用の
大量備蓄を支援 - 衣類
- 毛布
- 食料品
- 医薬品
- オムツ・生理用品