TOP 特集・コラム 工業製品の防塵・防湿・防錆に!真空パック機(真空包装機)で品質管理向上

工業製品の防塵・防湿・防錆に!真空パック機(真空包装機)で品質管理向上

工業製品の防塵・防湿・防錆に!真空パック機(真空包装機)で品質管理向上 真空パック機(真空包装機)利用シーン

こんにちは。TOSEIライターチームです。
この記事は工業製品の管理の品質向上のために真空パックの導入を検討されている方に向けた記事です。

この記事で分かること

・工業製品でも真空パックの活用が増えています。

・工業製品を真空パックすることでもたらされる効果について。

・どんな工業製品が真空パックに向いているか?

・TOSPACKが工業製品の真空パックに適しているワケ。

目次

基盤系・ネジ・自動車部品など、
工業製品にも真空パック(真空包装)の活用が増えています

内部の空気を抜いて真空にすることで品質を保つ真空パック(真空包装)。食品の保存や流通に使われるイメージが強いかもしれませんが、最近は工業製品の保管や輸送での活用も増えています。
真空パックを利用することで、防錆のためにオイルを塗ったり、防錆紙や油吸収紙に包んだりして梱包・発送することで起こる、過剰包装の課題も解決。環境問題やISOの観点からもニーズが高まっています。

では、どのように真空パックが活用されているのでしょう。その効果や活用例などを詳しくみていきましょう。

工業製品×真空パックの効果とは?

工業製品の保管や輸送に真空パックを活用することで、大きく「防塵」「防湿」「防錆」の3つによって、安定した品質での保管や輸送が可能になります。
さらに、真空で保管することで長期包装が可能になるほか、コンパクトな包装を実現することによる保管・輸送のコストダウンも期待できます。

真空包装には、袋内の酸素を抜いた状態で密封する真空パックに加え、酸素を抜いた後にガスを充填するガスパックもあります。中に入れるものや目的に合った方法を選ぶことが大切です。

真空パックの効果

袋内の酸素を抜いた状態で、ヒートシール(熱による接着)をすることにより、錆、湿気、塵・埃から隔離し、長期間品質を保持します。
また大気の圧力が加わることでフィルムが密着してコンパクトな包装を実現。物流コスト低下につながるとともに、運搬時の振動での形状破壊を防ぎます。

真空パックの効果、真空パック機(真空包装機)利用シーン

ガスパックの効果

袋内の酸素を抜いた後、窒素・アルゴンなどの不活性ガスを封入し、ヒートシール(熱による接着)をすることにより、錆・湿気を防止します。大気の圧力が緩和されることで袋にピンホールができる可能性がある基板、リードフレームなどの角がある物の包装に適しています。

真空パック(ガスパック)の効果、真空パック機(真空包装機)利用シーン

どのような工業製品で真空パックが活用されている?

液体、固体、粉体関わらず活用できる真空パック(真空包装)は、工業製品の保管・輸送において、さまざまなシーンで活用されています。

真空パックに向いている工業製品、真空パック機(真空包装機)利用シーン

たとえば、酸化しやすい自動車の部品、基盤、ネジなどでは、錆び、ゴムなどの部品の劣化を防ぐことができます。

真空パックをした場合としなかった場合、真空パック機(真空包装機)利用シーン

また、品質管理が厳しい、医療製剤、人工関節、ハードディスク、レンズ、IC(集積回路)のにも適しています。クリーンルーム内で制作された部品を真空包装することで、クリーンルームと同じ無菌、無塵の高品質な状態での保管・出荷が可能です。

電気機器産業では、半導体やプリント基板の防湿包装として、輸送や保管時に活用可能です。湿度コントロールされた研究室や実験室内で使用される器具、湿気を嫌うプリンターのトナーなどにも真空包装が役立ちます。

真空パックの活用例
自動車 電池の包装、メカ部品の長期保管など
プリント基板・実装基板 真空パック・ガスパックによる防塵対策
電子機器 半導体部品の防湿、輸送時の防湿・防錆
化学・樹脂 微粒子の防湿、小ロット品の包装、輸送・保管時のカビ防止
金属微粒子 銅・銀・ニッケルなどの粒子の防錆
薬剤・医療機器 安全管理が厳しい医療製品の防塵・殺菌・防湿

工業製品の真空パックなら、業界シェアNo.1の真空パック機(真空包装機)「TOSPACK(トスパック)」

工業製品の真空パックを検討するなら、業務用でシェアNo.1※の、国産の真空パック機(真空包装機)「TOSPACK(トスパック)」がおすすめです。コンパクトな卓上型から大型の据え置き型まで、多彩なプログラムを搭載した40機種以上の幅広いラインナップを展開。自社のニーズに合ったモデルを選ぶことができます。※株式会社TOSEI調べ

幅広い製品に対応した真空パック機、真空パック機(真空包装機)利用シーン

「TOSPACK」の4つのポイント

(1)真空の強さ

真空パック機(真空包装機)には、さまざまな真空度の機械が存在します。「TOSPACK」なら、真空度99.8%という強い真空度を実現。安定したパフォーマンスが期待できます。例えば、家庭用の安価な真空パック機(真空包装機)は真空度39%以下、海外製などドライポンプ式でも真空度40~50%。真空度が低いと真空しても空気が抜けきらないため酸化や腐敗が進みやすくなります。

TOSPACKは真空度が高い、真空パック機(真空包装機)利用シーン

(2)パックできる種類(ワーク)の多さ

固形物はもちろん液体から粉末まで、幅広い工業製品の真空包装を実現します。

(3)ガスパックにも対応

機種によって真空パックだけでなく、ガスパックにも対応。「ガス反復機能」による高濃度パックにも対応でき、医療系での活用に重宝します。

幅広い製品に対応した真空パック機、真空パック機(真空包装機)利用シーン

(4)使える袋の多さ

一般的なポリ袋から、和紙、アルミ箔ガゼット袋まで、すべての袋に対応しています。実は、真空包装は意外と袋のランニングコストがかさみます。TOSPACKの真空パック機(真空包装機)なら、用途に合わせて100円ショップなどで手に入るポリ袋でもOK!袋代で損をすることがありません。

幅広い袋に対応するTOSEIの真空パック機、真空パック機(真空包装機)利用シーン

真空パック機(真空包装機)「TOSPACK」は、誰もが使いやすい簡単な操作性

業務用の真空パック機(真空包装機)は、操作が難しそうというイメージがあるかもしれません。「TOSPACK」の業務用の真空パック機(真空包装機)は、大きなボタンやタッチパネルを搭載し、はじめて使う方にも操作しやすいように配慮されています。

真空包装の基本的な操作は、3ステップでスムーズです。

  1. (1)袋に製品を入れる
  2. (2)ヒートシールしたい部分を合わせてセットする
  3. (3)フタを閉じて、ボタンを押すだけ

使用方法は機種によっても異なり、ベルトに袋詰めをした商品を並べるだけで、真空・シール・排出の工程を自動的に行うベルトコンベア型、世界最小のチャンバー式などもあります。どの機種も簡単なステップで真空パックを完了可能です。

最後に

工業製品の品質管理はもちろん、保管・運搬コストダウンも期待できる、真空パック機(真空包装機)。さらに、環境負荷も抑えることができる高品質の包装として、期待が高まっています。 さまざまな製品の形状や包装袋の種類に対応できる「TOSPACK」について詳しく知りたい方は、東京ショールームや出張デモなどで実機を見たり、オンライン説明会に参加したりが可能です。まずは、ホームページをチェックしてみてはいかがでしょう。

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