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まいにち

住所
大阪府岸和田市

防災用品販売(トイレ関連品)

大阪府岸和田市のまいにちは、災害備蓄用トイレ処理セットの生産を行うメーカーです。日本をたびたび襲う災害を憂慮し、備える取り組みが各地で進む今、備蓄したモノも被災すること、そして備蓄スペースの確保という新たな課題を解決するために、TOSEIの真空パックの技術・トスパックを活用しています。

避難時の、安心と快適のために

災害備蓄用のトイレを開発した理由を教えてください。

日本では昨今、避難が必要になるレベルの災害が、頻繁に起こるようになりました。最近で言いますと、2018年の西日本豪雨、今年に入ってからも、2021年2月には東北で震度6強の地震がありました。7月には伊豆の土石流による災害も起きています。
我々は、自治体、もしくは民間、マンション、学校、介護施設、病院などに対して、いざというときにしっかりと機能する確実な品質のモノを十分に備蓄し、災害に備えることを促進していきたいと考え、商品開発を行いました。主な商品としては、災害備蓄用のトイレ処理セット「超耐水WR-100」で、付随する商品についても開発を進めています。

抗菌と扱いやすい設計で、排泄物を安全に処理できる

災害備蓄用のトイレとは、どんなものでしょうか?

災害備蓄用トイレ処理セットは、2つの真空パックで構成されています。1回分の排泄に使用する抗菌凝固剤7gの個包装を100個入れたもの。そして、排便袋100枚と、それを10袋ずつまとめて処理するための大型の袋10枚とをセットにしたもの。この凝固剤と袋の、2つの真空パックからなる商品です。
使い方は、家庭用の便座の上から排便袋をかぶせて用を足していただき、抗菌凝固剤で固める、という方法です。大便・小便を袋の中に排泄していただいたら、そこに凝固剤を振り入れます。20秒ほど放置すると固まって、抗菌剤を含んだおしっこが大便をくるんでくれる設計になっています。排便袋の上部を縛って、大型の袋に入れ、10回分たまったら、可燃ごみとして捨てるというしくみです。雑菌の繁殖やアンモニア臭も抑えてくれるため、ストック時の匂いのストレスも軽減でき、処理上の安全性も高いといえます。きれいに、しかも安全に、排泄物を処理できる商品として、自信を持っておすすめできます。

スペースの確保、そして品質保持。真空パックで備蓄の課題を解決。

商品を真空パックにしようと考えたのは、なぜでしょうか?

自治体、民間、学校、マンション、介護施設、病院が販売チャネルになっています。備えは必要だとわかっていても、物理的に備蓄スペースが確保できない、というお話をこれまでにたくさんいただきました。そこで、スペースができるだけ少なく済むよう、また十分な量を備蓄いただくために、災害用の商品を開発する側も努力しなければならないと考えました。そこで、真空パックにたどり着いたという経緯です。

東日本大震災の経験によって、津波に巻き込まれて浸水してしまうと使えなくなるようなモノは、災害用には不向きだということもわかっていました。モノも被災するわけですから、ダメージに強い商品づくりをしていかなければならない、というモノづくりの教訓ですね。トイレは人の健康を守るモノなので、たいへん重要です。とくに長年備蓄することになりますので、品質の確かさが求められます。品質保持の観点からも、真空パックは有効です。

こうした理由から、災害備蓄用トイレ処理セットと、さらにはトイレットペーパーについても、アルミラミネートフィルムで真空パックにするという方法を採用することにしました。

トイレットペーパーも一度浸水してしまうと、使えなくなってしまいます。乾かしても、使いたい分を巻き取りにくくなるんですね。長年経過してもパリパリの乾いた状態で出てくる真空パックのペーパーは、備蓄に最適です。配送ケースの中には26ロール入っています。1ロールの長さは、通常50もしくは60メートル のところ、300メートルあります。4〜5倍ですね。ようするに備蓄スペースが1/4〜1/5に抑えられるということになります。災害備蓄用のトイレ処理セットといっしょに備えていただくことをご提案しています。トイレットペーパーに関しては、真空の圧力を調整することで、型崩れなく備えていただけるよう考慮しています。

社会に役立つモノづくりに、
TOSEIの真空パック技術を活用していきたい

商品開発のプロセスに、TOSEIはどう関わりましたか?

商品開発の立場では、備蓄期間をできるだけ長くすることが課題となってきます。現在、この災害用商品は、備蓄期間が10年となっています。次に15年備蓄できるものめざして、研究を続けています。
真空パックの機械は、TOSEIのトスパックを導入しました。TOSEIさんに相談したところ、まずは小さいタイプのデモ機を使ってみるよう、薦められました。試作を繰り返し、本格的に商品づくりをしていこうということになった段階で、大型の機械を導入することができました。その間、商品開発から機械の導入までのプロセスにおいて、きめ細かくサポートしていただきました。今後の商品開発についても、なにかと相談させてもらっています。

最近、ふるさと納税用に、新商品として「アンノット」というブランドで、防災リュックを発表させていただきました。このリュックの中に、災害用トイレ処理セットを30回分入れて、ちょうど運びやすい重さにしてあります。ご家庭での備えに活用いただければと考えています。
また、四角い箱状のまま真空パックができると、さらに備蓄しやすさが向上します。そうした新商品の開発を今後も続けていきたいと考えています。

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