ウォーターワン（フトンを洗ってねたろう本牧店）
- 住所
- 神奈川県横浜市
テナント型（事業再構築補助金活用）
ウォーターワン株式会社は、高齢者向け介護サービス「一織庵」、障がい児童向けデイサービス「もえぎのクローバー」、そして携帯電話の販売など多角的に事業を展開している会社です。昨年、事業再構築補助金を利用して、コインランドリー店舗を開店しました。
事業再構築補助金を活用し、コインランドリービジネスに参入。
コインランドリーを始めようと考えたきっかけは？
コインランドリービジネスに参画したのは、やはり今回のコロナ禍が大きく影響しています。人流の規制が厳しかったこともありますが、従業員に感染者が出ると事業所が止まってしまうリスクがありますので、無人で経営していけるビジネス資源を一つ持っておきたいと思っていました。駐車場や賃貸住宅なども考えましたが、コインランドリービジネスが、もっとも費用対効果が高いということと、これからは無人店舗というビジネス形態が増えてくると思いまして、まずはコインランドリーで無人店舗の運営検証をしたいと思って始めました。
利便性の高い立地で大きな反響。
実際に事業を始めてみて、どうでしたか？
オープンは、昨年の12月1日でしたので、まだ1ヶ月しか経っていませんが、初月は想像以上に売上げが良かったです。実はかなり時期を前倒ししてのオープンでしたので、チラシなどもまったく配布していない状態でした。しかし開店当日は朝の8、9時ぐらいから、もうお客様がたくさんいらっしゃいましたので、とても驚きました。 この店舗は商業ビルに併設されているのですが、車の交通量が多いのと、商店街が近くにあるので人通りも多い場所です。また、11〜15時の時間帯は店舗の前に路上駐車ができるので、そうした点も考慮してこの場所に決めました。
スペックとデザインが魅力。
TOSEIの製品を選んだ理由は何ですか？
実はこのビジネスを始めるにあたって、たくさんのコインランドリーを見て回りました。そのときに各店の機械をすべてチェックしたり、資料なども細かく読ませていただいたりしたのですが、TOSEIさんの製品がダントツでスペックとデザインが良かったので、最終的に選ばせていただきました。特に、布団などの大物洗いのクオリティが高かった点も大きな魅力でした。実際に、大物洗いの需要は高く、普段からコインランドリーを使わないお客様であっても、季節ごとにご利用いただけると考えています。
フランチャイズ展開を見据えて、事業再構築補助金を申請。
事業再構築補助金を申請した経緯を教えてください。
コロナ禍でなにか新しいことをはじめようと考える企業は多いと思いますが、資金面に課題があれば、思い切って踏み切れないという場合もあるでしょう。しかし当社の場合、無人店舗というビジネス形態に挑戦してみようと新しい事業展開を考えていたときに、「事業再構築補助金」という政府からの補助金があることを知りました。
そこで、まずは自社でコインランドリーを運営し、さらにフランチャイズを展開していくことで雇用を行っていくというビジネススキームで申請したところ、補助金は満額の6000万円が下りました。新規事業の資金のうち、事業再構築補助金は3分の2までとなっており、残りの3分の1は自社で補填するというのがルールですので、今後の出店も含めて、このコインランドリー事業には約9000万円を投資していく予定です。
FC展開と法人集客で新しいビジネスモデルを構築。
今後の展望について教えてください。
大きな展開としては、事業再構築補助金をきっかけにしてコインランドリーのフランチャイズ展開を加速させていこうと考えています。また、フランチャイズオーナーの方々にも各種制度を活用していただき、当社とWIN-WINの関係を築いていけるよう、配慮していきたいと考えています。
また、コインランドリーという業態は、チラシなどで近隣の個人のお客様のご利用を促進するパターンが多いのですが、これからはB to Bの領域についても広げていきたいですね。当社はデイサービスの事業もやっているのでよく理解しているのですが、実は布団などの大物洗いの需要はB to Bの領域にもたくさんあります。ですので、できるだけ法人のお客様にもお声がけをして、大口の契約を獲得しようと取り組んでいるところです。その場合、個人のお客様は土日にご利用いただき、法人のお客様には平日にご利用いただくという風に、売り上げを全体で底上げしていくことができます。そうした新しいビジネスモデルの構築にもつながっていくと考えています。
介護施設「一織庵」①
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