C . The Launderette北上店
(シーザランドレッテ北上店)
- 住所
- 岩手県北上市本石町2-1-6
他事業併設型(カフェ併設)
C . The Launderette北上店を運営しているのは、投資対象としてのコインランドリーに着目し、そこで課題となる保守管理に関するソリューションを提供している企業です。新感覚のコインランドリー・カフェ「C . The Launderette北上店」は、有人オペレーションのカフェを併設することで、地域の人々に愛されるコインランドリーを目指しています。
コインランドリー経営の負担を軽減する保守管理ソリューション
コインランドリー事業を始めた理由を教えてください。
当社は不動産の運営・管理およびコンサルティングを行っております。その事業の一環として、コインランドリーの店舗デザインならびにコインランドリーを活用した不動産開発・運用のお手伝いをさせていただいております。
現在のコインランドリーは無人オペレーションが主流です。しかし当社では、あえて店舗スタッフが常駐する有人運営を提案しているのが特徴です。無人化することによって人件費を抑えられるメリットは確かに大きいのですが、お客さま対応や清掃、セキュリティ面など、保守管理面での不安というデメリットもあります。そこで考案したのがカフェを併設したコインランドリーです。カフェスタッフがコインランドリーの保守管理も行うわけです。
この事業モデルを具現化したコインランドリーが「C . The Launderette北上店」です。コインランドリーのオーナーシップとは別に、カフェを別事業者が担当する形態を採っております。オーナーは保守管理を行うカフェスタッフの経費を負担する必要はなく、コインランドリー経営に専念できる仕組みになっています。カフェスタッフがコインランドリーを清潔に保ちながら、カフェ利用も促進する。スタッフが常駐しているのでお客さまも安心して利用できる。三者が良好な関係築くことのできるのです。
実際、店舗運営を始めてから分かったのですが、これまでコインランドリーを敬遠してきたお客さまのなかには、そもそも機器の使い方が分からない、どんな衣類が洗濯できるのかが分からない、といった理由を挙げるお客さまが多くいらっしゃるのです。要は使い方を教えてくれる人がいない。スタッフが常駐していれば安心して使ってもらえるはず、そう確信しました。
SNSによるタイムリーな情報発信で効果的に集客
お客さまのご利用状況はいかがでしょうか。
当店のある盛岡県北上市は、県内最大の工業都市として発展しており、市内には全10カ所の工業団地、流通基地、産業業務団地が整備されています。市内には共働き世帯が多く、また夜勤など変則的な業務をこなしている方もいらっしゃいます。コインランドリーに対する潜在的なニーズの高い地域なのです。
当店を利用されるお客さまは、男女比で女性が75%、男性が25%となっています。年齢的に見ますと25歳から34歳までが全体の34%。35歳から44歳までが28%を占めており、若い世代からファミリーまで幅広くご利用いただいております(数値はカフェ利用との合算)。
オープンは2020年3月です。全国的に新型コロナウイルスの感染が広がっていた時期と重なり、4月には緊急事態宣言も発出されました。そうした状況下でオープン当初は大々的なイベントやキャンペーン、広告展開はむずかしい状況で、思うようにPR活動はできませんでした。情報発信といえばSNSのみ。ただ売り上げを見ますと、オープン当初こそ予算対比約30〜40%程度だったものの、半年経過以降からは目標予算を100%達成できるようになり、現在は予算対比約120%で推移しており、売上は順調に伸びています。ありがたいことにリピーターも増え、固定客に支えられた安定的な経営をキープしております。
当店ではInstagramによるビジュアル主体の情報発信を行っています。SNSは情報を随時発信できるが魅力で、コインランドリー機器の稼働状況といった店舗情報はもちろんですが、期間限定のカフェメニューのご紹介なども行っています。「黒胡麻のジェラート¥700 黒蜜と黒胡麻が重なり、春が始まる今にぴったりの和スイーツに仕上がりました」。こんなメッセージを商品写真に添えて配信します。思わず足を運びたくなってしまうでしょう?(笑)。口コミで魅力を伝えくださるフォロワーの存在も大変ありがたいです。
お洒落なカフェにいるかのようなくつろぎを演出
お店づくりのこだわりをお聞かせください。
店舗デザインは、天井を高く設定して開放感と安心感が得られる空間づくりに配慮しています。清潔感のあるガラスファザードとすることで、店内は採光に優れてとても明るい雰囲気になっています。外から中が見えるので夜間でも安心してご利用いただけます。店舗の正面を公園に向けたので眺めも素晴らしいんですよ。無機質になりがちなコインランドリーですが、木製のインテリア家具を効果的に配置することで、温もりが感じられるくつろぎの空間を演出しています。洋書や絵本、多様なジャンルの本の販売も開始致しました。好きな本を読みながら、お洗濯の時間をお過ごしいただけます。また、快適にご利用いただけるよう、洗濯物や人間特有のニオイを除去する効果のあるオイルを香料メーカーと提携し利用しております。
カフェとコインランドリーの相乗効果は高いですね。洗濯乾燥の所要時間は約1時間。その間にお客さまにカフェをご利用いただき、くつろぎのひとときを提供しております。コーヒーをお買い求めになり、店内でゆったり過ごされるお客さまもいれば、正面の公園でお子さんとお出かけするなど、お客さまの過ごし方はさまざまです。ちなみに、コインランドリー利用のみが約30%、カフェ利用のみが約30%、同時に利用されるお客さまは約40%といった構成となっています。
コインランドリー機器が「新しい日常」にマッチ
TOSEIのコインランドリー機器を選んだ理由を教えてください。
TOSEIのコインランドリー機器を採用した理由は、国内シェア40%以上のトップメーカーであること、さらに他メーカーの製品保証が10年のところTOSEIは1年と、国内製造により信頼性が置けるのもポイントです。導入時のサポートやアフターフォローなどソフト面でも安心です。また、新型コロナウイルスによる「新しい日常」のなか、お客さまの衛生意識は高まりつつありますが、TOSEIのコインランドリー機器には洗濯槽に洗浄機能のあることが高評価をいただいております。また、今後はTOSEI独自の特徴であるナノイー機能についても積極的にアピールしていきたいです。
カフェ以外にも有望な併設業種を開拓していきたい
今後の事業の展望をお聞かせください。
当社の事業モデルとして、コインランドリーと併設する業種はカフェのほかに美容室などもございます。日々忙しいご家庭の奥様にぜひご活用いただければと思います。また、逆に女性が一人では足を運ばないような業種との組み合わせも開発していきたいですね。たとえば自動車販売店などと組み合わせれば、新しい販路の開拓につながる可能性があります。
おかげさまで出店依頼は岩手県内にとどまらず近隣の東北各県、さらに関西地方からもお声掛けをいただいていおります。自動的な売り上げが期待できるコインランドリーと他業種の有人ビジネスを組み合わせることで、相乗効果が得られる当社独自の事業モデル。将来的には10店舗を目標として掲げております。出店に当たっては投資してくださるオーナーさまのご期待に添えるよう、存在価値のある場所の選定など、入念に出店計画を検討してまいります。地域との連携を深めつつ、ビジネスを効果的に発展させるさまざまな可能性を検討しながら事業を推進していく予定です。
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