コインランドリー ラクラシカ
- 住所
- 三重県多気郡大台町新田127-4
他事業併設型(GS ENEOS併設)
コインランドリー ラクラシカを運営しているのは、三重県内でガソリンスタンドや雑貨店などを経営する地元密着型の企業です。経営多角化の一環として乗り出したのがコインランドリー経営で、第1号店のオープンは2020年3月。ラクラシカというユニークなネーミングにお店づくりに対する思いが込められています。ガソリンスタンドとの併設による相乗効果など、コインランドリー経営のメリットを聞きました。
生活に密着したビジネスで地域に貢献したい
コインランドリー出店の経緯についてお聞かせください。
当社は現在、三重県多気郡でガソリンスタンドを3店舗運営しています。そのうちの1店舗(ENEOS セルフホーリーポット栃原 SS)に併設していたコンビニエンスストアをコインランドリー店舗に転換しました。近年、国道42号線沿線はコンビニエンスストア同士の競争が激しさを増しており、新しい時代の生活に密着したビジネスで地域に貢献できる事業を模索していました。そこで目をつけたのがコインランドリー事業です。開業は2020年3月。店名の「ラクラシカ」には、「楽で楽しい暮らしの家」という意味を込めています。快適な暮らしをする人たちが集う場所になってほしいという気持ちでネーミングしました。
コインランドリー経営は、軌道に乗るまで少なくとも3年は必要ともいわれますが、おかげさまで開業から半年足らずで地域のなかで認知されつつあり、手応えを感じています。お客さまから「ありがとう」と声をかけていただけるのがなによりうれしいこと。コンビニエンスストアからコインランドリーに転換したことで、地域貢献の喜びをあらためて実感しています。
兼業のLPガス事業を生かしコストを低減。省力化で人手不足も解消
コインランドリー併設のメリットはなんですか。
兼業のLPガス事業を生かすことでランニングコストの大部分を占めるLPガスのコスト削減をできることが一番のメリットです。また、運営面ではガソリンスタンドを併設することによりスタッフが常駐しているのでお客様に安心して利用していただくことができることも大きいです。常駐スタッフが1日 に数回清掃を行うなど、店内を常に清潔を保つこともできました。
また、コインランドリー内に設置したカメラの映像をガソリンスタンド事務室内で常時モニターしています。お客さまが機器の操作などで困っていらっしゃる様子が見て取れるときには、すぐに駆けつけてお声がけするなど、きめ細かな対応に役立っています。防犯上のメリットも大きいですね。女性やお年寄りなどでも安心してご利用いただいております。また、コインランドリーを併設することによって、ガソリンスタンドと相乗効果で認知度を高めてくれることにも期待しています。
コロナ禍にあっても確かな手応えを感じている
お客さまの反響と成果はいかがでしたか。
開業当初は新型コロナウイルス感染症が全国的に猛威を奮っていました。本来なら大々的に PR が必要だったのですが、開店イベントやチラシ 配布などは残念ながら自粛せざるを得ませんでした。しかし、元来地元の結びつきが強い地域ということもあり、口コミで徐々に来客が増えていきました。国道沿いの目立つ立地、加えてガソリンスタンドと併設されていることで、立ち寄ったお客さまの目に止まるという利点もあり、コインランドリーに関心をもってくださる方も多いようです。 コロナ禍による影響はほとんど感じていません。今、社会全体でライフスタイルが変容しつつあります。ご家族が自宅で過ごされる時間が増えることで、むしろ快適な生活への意識が高まり、コインランドリーを利用して衣類やふとんを清潔に保つという行動につながっていると考えています。
新しい日常で注目され始めた「ふとん洗い」
世代を問わず幅広いお客さまにご利用いただ いていますが、時間帯によりお客さまは異なります。早朝は、早起きのご年配の方や出勤前の方が、日中は主婦(夫)が多く利用されます。夕方になると仕事帰りのお客さまのご利用が増えます。その日使った作業着などを洗濯乾燥してお持ち帰りになる方もいらっしゃいますね。「洗って帰る」と言えば、コロナ禍でもアウトドア・レジャーの人気は高いので、キャンプや釣りなどの帰りに立ち寄られる方も少なくありません。寝袋などはコインランドリーを利用されると帰宅後が楽ですのでぜひおすすめしたいです。
また、この地域はご家族同居の一戸建てが多いこともあり、休日や衣替えの季節になりますと、ご家族で協力して一度にたくさんの洗濯物や寝具を持ち込まれることもありますね。最近の働き方の変化も相まって、洗濯を「夫の仕事」として家事分担しているご家庭も増えているようです。洗濯から乾燥までワンストップのコインランドリーであれば、家事に不慣れなご家族にも任せやすいのだとか。ふとん洗いの需要も増えています。男性であれば毛布やふとんも簡単に持ち運べますからね。
手作りの内装で個性化とコストダウンを実現
お店づくりのこだわりは?
ラクラシカを利用すると洗濯物だけでなく気持ちまでスッキリする、そんなコインランドリーが私たちの理想です。洗濯が仕上がるまでの待機時間にくつろいでいただける居心地の良さを大切にしました。おかげさまで「今まで必要に迫られて仕方なく利用していたコインランドリーが日常的に使える存在になった」と、とてもうれしいお声を頂戴しています。お店づくりでこだわったのが清潔感です。機器からカートに移し替えるとき、ちょっとした拍子に落としてしまうことってありますよね。そのときフロアが汚れているとがっかりです。なのでフロアはいつも清潔に。トイレの汚れにも目を光らせています。もちろん、機器の汚れも小まめに取り除くように心がけています。
お店はガラス張りにして外から中の様子が見えるように工夫しました。はじめてのお客さまには中の様子がわかるので安心感につながると思います。店内は単に「洗濯する場所」 とは一味違う、ゆとりをもたせたレイアウト。カフェのような雰囲気を感じていただけると思います。カウンター席はフロアを一段高くするなど、空間をエリア分けし、待機時間のお客様同士の居心地を考慮しました。じつは店舗内装の大部分は手作りで仕上げているんです。床を塗装したり、照明に工夫を凝らしたり、テーブル やカウンター、水まわり用品も私たちが選びました。お店づくりの理想を追求すると同時にコストダウンを図ることもできて一石二鳥です。
最適なプランニングを提案
TOSEIに決めた理由を教えてください。
TOSEIのコインランドリー機器の導入を決めた理由は、当初から私たちに寄り添ってプランニングを提案してくれたことです。交通量の多い国道沿いとはいえ、どれほどの売上が見込めるのか見通しが読みにくいなかで、実情に即して最適なアドバイスをしてくれたことはとても心強かったですね。おかげで初期投資も抑えることができました。TOSEIのコインランドリー機器は仕上がりの良さが好評です。近隣のコインランドリーに比べて、機器が最新であることの優位性も感じています。コインランドリー事業は当社の成長分野です。今回の第1号店を軌道にのせて、2店舗、3店舗を検討していきたいと思います。今後の課題は、お客さまにきめ細かなサービスを提供しながら、省力化を図ること。初めてのお客さまの中には操作方法に戸惑いを感じる方もいらっしゃいます。衛生的なお店づくりのためにも、効率の良いスタッフ配置が必要だと感じています。
決済方法が多様化するなかでキャッシュレス化が進み、当店でも電子マネーを使われるお客さまも増えています。オープン当初はわざわざ小銭を準備して来店していたお客さまも、電子マネーを使われるようになりました。一方、お年寄りの中には機械操作や電子決済が苦手な方もいらっしゃいます。今後より多くの方にご利用いただくためにも、扱いやすいコインランドリー機器を提供していただければと思います。
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