ecoランドリーイオンタウン磐田店
第4回 コインランドリー店アワード 2019 店舗デザイン賞 受賞
- 住所
- 静岡県磐田市西貝塚 イオンタウン磐田内
テナント型(イオンタウン内)
いざ、コインランドリー店を開業しよう!と思い立っても、良い立地を探すのは難しいものです。広さはどれくらいあればいいのか、周辺は住宅地がいいのか、街道沿いがいいのか、併設店はやはり入れたほうがいいのか、オーナーの悩みは尽きません。今回は、併設なしの単独店で売り上げを伸ばすコツについて静岡県磐田市のecoランドリー イオンタウン磐田店 様を訪ねました。
今回お話を伺ったのは「ecoランドリーイオンタウン磐田様」を運営する静岡県磐田市の商社の川島俊仁さんです。こちらの会社はLPガス販売やガソリンスタンド、太陽光発電など、地域を支えるエネルギー事業を中心に、事業を展開されています。同社が事業のなかでも、とりわけコインランドリーは注力している業態とのこと。繁盛の秘訣をうかがいました。
元々の事業とは異なるコインランドリー経営を始められたのはどういう経緯ですか?
コインランドリー事業は2005年頃から始めました。コインランドリーの乾燥機はガスの温風乾燥ですので、本業であるプロパンガスをそこで導入できるから、という親和性の良さが大きな理由です。わが社で経営するランドリーではすべてプロパン対応機種を使っています。現在、直営店は4店舗ですが、どの店舗もプロパンを使っています。ガス乾燥は熱量が違いますので、家庭用のドラム式洗濯乾燥機よりもっと短時間でふっくら、カラッと仕上がるんです。この時短と品質にご納得いただけたことで、お客様にリピートしていただいています。
この店舗は2018年の9月に一度リニューアルをしていまして、おかげさまで「第4回 コインランドリー店アワード 2019」にて、「店舗デザイン賞」を受賞いたしました。コンセプトとしましては、生活をサポートする利便性と、生活を豊かにするコミュニケーションのとしても利用していただけることで、街を明るくするというデザインです。「明るくて居心地のいいデザインのランドリーなら、皆さんが集っていただけるだろう」そんな願いを込めました。
リニューアルしたあとは、いままで以上にリピーターが増えて、とくに午前中には常連さん同士の社交場のようにご利用いただいています。ランドリー店としましては、やはり重要なのは明るさとデザインだと思っています。使ってみたい、と思えるような場所ですね。それから、女性に安心して入っていただけるのも大切ですね。機械の台数が揃えられるだけの店舗面積に、ゆったり使える駐車場も欠かせません。
清潔さについても重要ですね。わが社では、パートタイムのスタッフに一日一時間、好きなタイミングで掃除に来てもらっています。ランドリーのフィルターと、床やテーブルをささっと掃除して、というのを毎日ですね。やはり、お洗濯というのは綺麗にする作業ですから、店舗も気持ちよくしておきたいですね。リニューアルは一か月かかったので、それで一度客足が遠くなった一面もあります。ただ、元々導入していたプリペイドカードは他に3店舗あるわが社のランドリー店で共通利用のできるものでしたので、その一か月の間に移って行った先も結局は社内でおさまったという一面があったと思います。プリペイドカードは年に一度セールをするのですが、2日間で約1000枚売り上げるんです。継続利用いただいている証だと思っています。
イオン敷地内への出店
こちらの店舗は商業施設内にありますが、そのメリットについてお聞かせください。
この店舗はイオンのショッピングモールの併設店ですので、みなさんお買い物ついでにランドリーを目にされる機会が多いと思います。そこで、お洗濯で困ったときに思い出して、行ってみよう、という気になっていただけるということですね。洗濯をスタートして、待ち時間にお買い物を済ませる、というのも便利な使い方です。
商圏は半径2kmですが、お買い物にいらっしゃる方はもっと遠くから来られている方も多いので、通常より集客が望めていると感じます。毎日ご利用になられる方も結構いらっしゃるんですよ。午前中、8~10時ごろはかなり混み合います。梅雨頃はお洗濯ものが乾かなかったので、プリペイドカードの売り上げも含めるとひと月で180万も売り上げました。認知度という意味では、立地のおかげもあると思います。ここはヤマハの工場に隣接していますし、周辺も工場の多い住宅地ですので、共稼ぎの世帯が多く、利用が増えているのもありますね。
こちらの店舗は集中精算機を導入されていますが、お客様の反応はいかがでしょうか?
これからのコインランドリー経営で集中精算機は欠かせませんね。とくにこの店舗はイオン併設店なので、ワオンが使えます。ですからほかの店舗よりも電子マネーの稼働率が高いんです。もうお財布の中に入っているカードが使えるということで、お買い物ついでのお客様の利用があるのだと思います。
それから、集中精算機には仕上がりを知らせるコールサービスの機能があります。あらかじめ登録した携帯電話に、仕上がる直前にお知らせする機能です。リニューアルを機にこの機能が付いた集中精算機を入れてから、洗濯物の引き取り忘れがぐっと減りました。以前は洗濯物が二、三日そのままということが多々ありました。お買い物をしていつも通り帰ろうかというときに電話が鳴って、ハッと思い出す、というような具合です。コールサービスはリピートされることが多い機能ですね。
洗濯物はどんなものが多いでしょうか?
お盆やGWの前になると布団や毛布の大物が増えます。地域柄、お泊りの帰省やお客さんが多いんでしょうね。家では洗えないものですから、コインランドリーをご利用いただけるご家庭が多いようです。単価も上がりますのでありがたいですね。仕上がりがやはり干すだけと違ってすっきりしますし、ふっくら乾くので気持ち良いでしょう。ご納得いただけて、定期的にお布団はここで、と選んでいただけているんじゃないでしょうか。
それから、スニーカーのランドリーもご利用が多いですね。土日はいつもこれだけで5~6000円出ます。お子さんの上履きなどに使われているのもあると思います。手洗いは大変ですし、生乾きの心配がないのは大きいですね。海外の方のご利用も多いです。家ではなく、外で洗濯する文化なんでしょう。利用頻度も結構ある印象です。
今後の展望についてお聞かせください。
店舗は増やしていきたいですね。増やしても、自社での他業種との併設はせず、単独店舗の予定です。ただ、近隣にどのようなお店があるか、というのは重要だと思います。二号店もスーパーマーケットと喫茶店がすぐ近所にあるんですよ。そうすることでお買い物をしたり、時間をつぶしたり、と待ち時間を過ごせます。自社で併設店舗を作るよりも、うまく相乗効果のある立地を探す方針です。いい場所を見つければ積極的に出したいですね。
機種については、TOSEIさん以外は考えていません。故障もなく、メンテナンスをすればきちんと使えていて問題もありませんし、集中精算機も効果が上がっています。プロパンの設置で他社さんの機械も見ていますが、いろいろと見た上で、変えようと思ったことはありませんでした。設置業者さんからの評判もいいですし、シェアが大きいということには理由があると感じています。
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